葡萄が目にしみる の商品レビュー
ダサめの女の子を書か…
ダサめの女の子を書かせたら天下一品の著者。思春期の女の子だったら誰でも思う筈の”何であの子もこの子もキレイで私だけブスなんだろう?”コンプレックスをリリカルに書いた傑作。
文庫OFF
ひたすら都会にあこが…
ひたすら都会にあこがれる感があふれています。でも葡萄を刈るときに詰めに入る紫も魅力的です。
文庫OFF
自分に自信のない人、…
自分に自信のない人、コンプレックスのある人に読んでもらいたい。面白くて、力がわいてくる。
文庫OFF
高校生のころ読みたかった…! 私も主人公と同じく地方の高校で過ごしていたが、この本にこんなに共感できるなんて…と衝撃だった。 当時、自意識ということに気づきたかった…笑
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コレ、ヤバイ。 就職氷河期世代の私からすると、林真理子さんの描く世界は、私が田舎の女子中高生をやってた頃、なぜ東京に憧れるのか、の理由が全てそこにある。 そして女子アナブームの頃の私は、テレビに映る女子アナよりもFM曲のディスクジョッキーが憧れだった、そして主人公ノリコのように野...
コレ、ヤバイ。 就職氷河期世代の私からすると、林真理子さんの描く世界は、私が田舎の女子中高生をやってた頃、なぜ東京に憧れるのか、の理由が全てそこにある。 そして女子アナブームの頃の私は、テレビに映る女子アナよりもFM曲のディスクジョッキーが憧れだった、そして主人公ノリコのように野暮ったい私、東京で輝かしい女子大生をやるんだー、そんな憧れを抱いてた時代が懐かしい。
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朝日新聞の文学紀行の山梨で紹介していた本である。山梨のブドウ農家のジベルリンを手伝っている場面から始まり、中学高校が主になっている青春日記である。大学時代を飛ばしてDJ時代で高校時代の同級生でラクビーのエースとなった男性と出会う。 主人公の乃里子は作者の私小説のような感じがする...
朝日新聞の文学紀行の山梨で紹介していた本である。山梨のブドウ農家のジベルリンを手伝っている場面から始まり、中学高校が主になっている青春日記である。大学時代を飛ばしてDJ時代で高校時代の同級生でラクビーのエースとなった男性と出会う。 主人公の乃里子は作者の私小説のような感じがする。
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幸か不幸か主人公のような考え方や性格に縁がないため終始一貫共感ができず、しかし身の回りにこんな感じの人がいるという点ではある程度の共感を一般に得られるのだと思う。ただし一つ言えるのは、この小説でまぁいわゆる「勝ち組」に分類される人種と似たタイプはどの世界にもいるわけで、さてはて彼...
幸か不幸か主人公のような考え方や性格に縁がないため終始一貫共感ができず、しかし身の回りにこんな感じの人がいるという点ではある程度の共感を一般に得られるのだと思う。ただし一つ言えるのは、この小説でまぁいわゆる「勝ち組」に分類される人種と似たタイプはどの世界にもいるわけで、さてはて彼ら彼女らのような人種は端から関わろうと思ったことがなかった。同じ土俵で戦おうと思えば、はたまた小さい頃に親の手で同じ土俵に引き摺り出されたら、本人としては辛かろうなぁと思う。引き摺り出されかけても全力で拒否し、環境も運が向いたので同じ土俵に立たずに済んだ、という例もあるだろうが、いや、環境がそれほど変わらずとも捻くれはすれど同じ舞台は選ばなかったな。 そう考えると、やはり、本作に一定の理解はすれど共感はできないのである。
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読む前に想像していた以上に、容赦ない内容だった。 自分と周りと比べて計り知れないブスさに落ち込む。 周りにどう見られているかを取れかかったスカートのプリーツ以上に気にする。 恋をする、ではなく恋に恋している。 友人の無遠慮な言葉に怒り執着し続ける。 ……………。 ああああ歩く...
読む前に想像していた以上に、容赦ない内容だった。 自分と周りと比べて計り知れないブスさに落ち込む。 周りにどう見られているかを取れかかったスカートのプリーツ以上に気にする。 恋をする、ではなく恋に恋している。 友人の無遠慮な言葉に怒り執着し続ける。 ……………。 ああああ歩く自意識過剰だった暗黒時代が一気に思い出されたではないか!! そうだよ、これが郊外の現実。 結局スポーツもワルさもかっこよくこなす岩永みたいな奴が頂点に立つのがもう郊外シナリオで決まっているんだ。 もう10代の頃のことは引きずってないと思っていても、誰よりも気にしているダサい自分…。 この小説、クラスの1軍だった方達はどんな気持ちで読むんだろうか。 あと、あんなに読みづらい解説を読んだのは初めてでした。
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自身が中学生の時,表紙に描かれていた可愛い女の子に惹かれて購入した一冊.十年くらい前に一読したはずなのだが,訳あって(ネタバレになるので詳細は控えるが,つい先日発売された本ガチャである)紫の美しいカバーの本をお迎えした. youtubeで本作のドラマ版を観ることができた.しかし,...
自身が中学生の時,表紙に描かれていた可愛い女の子に惹かれて購入した一冊.十年くらい前に一読したはずなのだが,訳あって(ネタバレになるので詳細は控えるが,つい先日発売された本ガチャである)紫の美しいカバーの本をお迎えした. youtubeで本作のドラマ版を観ることができた.しかし,かなり設定が異なっていて困惑したが,どちらとも自身にとってはおもしろかった. 読み終わって感じたのは,自身(20代)よりも少し先輩方(30-40代)が読まれた方が共感する部分が多いのではないのかと思った.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
思春期特有の過剰な自意識や、閉ざされた空間の人間関係がかなりリアル。 当方田舎の高校に通っていたため、主人公を取り巻く人間関係に覚えがありすぎて思わずクスリとしてしまった。 主人公が大人になってからの描写があっさりしていたため、彼女を含めた人間関係などのエピソードがあればいいなと思った。
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