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八犬伝(上) の商品レビュー

4.5

17件のお客様レビュー

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2009/10/04

滝沢馬琴の生涯と八犬伝の物語がクロスしていく作品。 自分、山田風太郎氏の本をまともに読んだのはこの作品だけ… 面白かった!

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2009/10/04

本読みにとって章のタイトルで期待感を膨らませる事があるが、この作品を読み進めるうちラストの「虚実冥合」に並ならぬ緊張感と寂しさを感じた、もちろんかなり面白い。 「虚実冥合」という言葉のセンスも光る。 滝沢馬琴も出てくる。

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2009/10/07

山田風太郎とは思えない、実にまともないい八犬伝です(笑)物語と、原作者の馬琴の話が交互に入ってます。オリジナル部分も多いですが、多分そこらのダイジェスト八犬伝よりはこれが一番綺麗にまとまっている気がする。馬琴の物語も面白い。八犬伝を手軽に読むなら、個人的にはこれが一番おすすめ。

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2010/08/18

2010/8/11〜8/18 最近、廣済堂文庫から新装版が出たが、これはかなり前の朝日文庫版。 長らくの積読本である。 里美八犬伝は大昔、NHKの人形劇で観た記憶があるが、詳しいことはあまり覚えていない。仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の順番に並んでいて、こういう歌詞の歌があった...

2010/8/11〜8/18 最近、廣済堂文庫から新装版が出たが、これはかなり前の朝日文庫版。 長らくの積読本である。 里美八犬伝は大昔、NHKの人形劇で観た記憶があるが、詳しいことはあまり覚えていない。仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の順番に並んでいて、こういう歌詞の歌があったのはしっかりと覚えているが。  この作品では、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」の虚構の世界と、馬琴と北斎の会話を中心とする実世界が交互にでてくる。新聞連載小説だけあって、山田作品につきもののエロ・グロは押さえ気味であるが、古典の世界を興味深く読ませる作品である。下巻も楽しみ。

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2009/10/04

私が八犬伝にハマるきっかけになった小説。 「虚(八犬伝)の世界」と「実(馬琴)の世界」が交互に描かれていて、馬琴がどのように物語を紡ぎ出していったかわかる仕組み。偏屈じーさんな馬琴がかなり愛おしいっす(笑)。馬琴が北斎に語る「虚(八犬伝)の世界」も、大角と信乃さんが幼馴染みだった...

私が八犬伝にハマるきっかけになった小説。 「虚(八犬伝)の世界」と「実(馬琴)の世界」が交互に描かれていて、馬琴がどのように物語を紡ぎ出していったかわかる仕組み。偏屈じーさんな馬琴がかなり愛おしいっす(笑)。馬琴が北斎に語る「虚(八犬伝)の世界」も、大角と信乃さんが幼馴染みだったりするオリジナルストーリーがツボツボ!(後で原作の設定を知って、「なんで大角と信乃さんが幼馴染みじゃないのー?」とショックだったほど/苦笑) 

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2009/10/04

八犬伝という作品はかなりいろんな方がアレンジ創作している作品の一つです。 この風太郎さんの八犬伝(上)(下)もその一冊。 原本を読んでから読んでみたい一冊です。 八犬伝好きさんはいろんな八犬伝を読みあさるのが好きなのです(笑)

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2009/10/04

忍法帳シリーズは文句なく面白いけど、この作品は「八犬伝」と馬琴の生涯がクロスしながら進んで行きます。他の山田風太郎さん作品からすると、静かな感じの作品でした。

Posted byブクログ