大長編ドラえもん のび太と鉄人兵団(7) の商品レビュー
しずかちゃん大活躍回。 競争本能が全体にあるなら、内部で争いが絶えないから外部侵略するどころじゃないと思うが…。
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頭脳に「競争本能」をうえつけたのが悪かったのか。 他人よりも少しでもすぐれた者になろうという心だよ。 みんなが競い合えば、それにつれて社会も発展していく。ただし、ひとつまちがえると……、 自分の利益のためには他人をおしのけてもという……、 弱い者をふみつけにして強い者だけが栄える...
頭脳に「競争本能」をうえつけたのが悪かったのか。 他人よりも少しでもすぐれた者になろうという心だよ。 みんなが競い合えば、それにつれて社会も発展していく。ただし、ひとつまちがえると……、 自分の利益のためには他人をおしのけてもという……、 弱い者をふみつけにして強い者だけが栄える、弱肉強食の世界になる。 わしの目ざした天国とはほど遠いものだ。
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大長編ドラえもんの7作目・のび太と鉄人兵団。 人間を支配しようと地球へ攻め込んでくるのは、遠い宇宙で発達したロボットの軍団。進化し過ぎた技術が起こす危機のお話。 ロボットのリルルとしずかちゃんの交流が世界を救う。友達になれたかもしれない。そう思ったから、友達のために自分たちの...
大長編ドラえもんの7作目・のび太と鉄人兵団。 人間を支配しようと地球へ攻め込んでくるのは、遠い宇宙で発達したロボットの軍団。進化し過ぎた技術が起こす危機のお話。 ロボットのリルルとしずかちゃんの交流が世界を救う。友達になれたかもしれない。そう思ったから、友達のために自分たちの世界をやり直すことを選ぶ。 「違った出会いをしていれば、友達になれたか」とはよく使われるセリフだけど、そのまま別れにつながることが多いです。救われないパターン。 リルルもそうかと思わせといて…がいいですね。 あのシ-ン、のび太と初めて出会うところと似た展開なのが。またいいです。余韻があっていいんですよ。
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まづ、他の諸長編と違って aまぁ架空の世界をでっちあげようとはしてゐるが、そこには土人がゐない bその世界を、どっかから侵略に来たナニを邀へ討つためにドラえもんとかが使ってゐる cタイムパラドックスのいろいろはいいとして、他の長編では存在する、「仲良くなるべき土人」がゐない...
まづ、他の諸長編と違って aまぁ架空の世界をでっちあげようとはしてゐるが、そこには土人がゐない bその世界を、どっかから侵略に来たナニを邀へ討つためにドラえもんとかが使ってゐる cタイムパラドックスのいろいろはいいとして、他の長編では存在する、「仲良くなるべき土人」がゐない状態で、向ふの人と仲良くなって、その人含めてアレする「大勝利」がある。 アニメの方が、なんか見れない。
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他の方が大変有意義なレビューを書いていますので詳しくは書きませんが、子供の頃見たこの本や映画版で、20年後に再読してまさか涙を流すとは思いませんでした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「新・のび太の大魔境」の映画CMを観ていたら何となく物悲しい気持ちになり、自分の思い出のドラに浸りたくなって唐突に買ってきました。私はドラえもんは原作派だったのですが、既読の大長編の中ではこれが一番好きです。もーう…咽び泣きました。リルルに襲われながらも彼女を見捨てられないしずかちゃんに、「いくじなし」と言われながらもリルルを撃てないのび太に、自身の感情に戸惑いながら地球侵略中止を進言するリルルに、後半はもう延々と泣いてました。子供が読んでも面白いけど、大人が読む方が胸に迫るものがあると思います。 ところで、大長編の敵の中では鉄人兵団(中でも総司令)が私一番怖くてですね…。夢に出そうだったなあ。やっぱりロボットだし、表情が出ないからですかね。
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映画でも観たことのある作品の1つ。 やはり大人になって読むと、示唆に富む名言があちらこちらに鏤められている。 「みんなが競い合えば、それにつれて社会も発展していく。ただし、ひとつ間違えると…、自分の利益のためには他人をおしのけてもという…、弱い者をふみつけにして強い者だけが栄え...
映画でも観たことのある作品の1つ。 やはり大人になって読むと、示唆に富む名言があちらこちらに鏤められている。 「みんなが競い合えば、それにつれて社会も発展していく。ただし、ひとつ間違えると…、自分の利益のためには他人をおしのけてもという…、弱い者をふみつけにして強い者だけが栄える、弱肉強食の世界になる」(p194)
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初めに書いておくが、以下は決して批判ではない。わたしがこの作品から受けた圧倒的な感動も、作家の偉大さも、最早傷一つつけられるものではない。 大人になってから再読しての印象は、「小さい」ということと「速い」ということである。前者がどういうことかといえば、ザンダクロスの部品が落ち...
初めに書いておくが、以下は決して批判ではない。わたしがこの作品から受けた圧倒的な感動も、作家の偉大さも、最早傷一つつけられるものではない。 大人になってから再読しての印象は、「小さい」ということと「速い」ということである。前者がどういうことかといえば、ザンダクロスの部品が落ちてくる場面や、氷原を探索して熊をかわすリルルなどに対して、重量感、先入観としての寒さといった臨場感が得られず、少々呆気にとられてしまった。藤子氏は同様の絵柄で大人の鑑賞に足る作品をいくつも作ってきた人であるので、それが描けないはずがない。つまり、明らかに、子供向けの味付けをしていたのだ。その点で素朴に衝撃を受けた。 次に後者であるが、展開/転回がとにかく早い。考えに浸るための時間(マンガ表現では空間量)というものが、ほとんどないどころか、むしろ半ば無理くりに切り詰められている。制限された紙面によくこれほどの転回数を折り込んだものだと驚いた。長編作品で子どもの注意を引くというのはかくのような仕事でもって成り立つのだろう。(子どもの頃の私はそれでも何度も途中でうたた寝してしまったものだ。) 射撃の名手であるのび太がリルルに対して銃口を向けたシーンは、最早手垢のついたような展開であるにもかかわらず、猛烈な迫力でわたしの心臓を鷲掴みにした。静香がリルルに一旦は激昂するものの、戻ってくる場面なども、自分がため息をつくことでそれまで緊張し続けていたことに気づくほどだった。とても斜に構えて笑えるようなものではない。藤子氏の手腕がなせる業である。 今回発見したのは、子どもの頃のわたしは圧倒的な数量差のある鉄人兵団の布陣に全く絶望しなかったということであり、大人になってなおわたしは恐怖感を味わうことがなかった。ドラえもんで恐怖を味わったのは、仲間がいなくなってしまうこと(竜の騎士のスネ夫、ドラビアンナイトでの静香、ブリキの迷宮のドラえもん)と、家族が敵によって魔物に変えられてしまったこと(西遊記)、幽霊的な敵(メデューサ、ツチダマ)などであって、機械に対する恐怖感の王道は<人心を解さない>ということだが、そういう要素は無かった。 この作品をある秘密道具で決着させたことを藤子氏は悔いていたそうだが、自我を得た一アンドロイドが長い葛藤の末に到った結論としてこれほど胸を打つエンディングはそうそう無いのではないか。それを間近で見た者の心中はいかほどのものであったか。 終盤の彼女のセリフはどこまでも美しい。
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何故か懐かしく、無性にまた読みたくなって。大長編シリーズでは1、2を争う人気作品ではないでしょうか。他のもまた読み返したい。
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3月5日ロードショーのドラえもん映画2011の原作本です。http://doraeiga.com/2011/ ドラえもんのお話って、どこか優しいところがあって大好きです。ラストのシーンでリルルが天使になりたいっていうセリフ、大人でもうるっときてしまいます。どの世代からも愛されるの...
3月5日ロードショーのドラえもん映画2011の原作本です。http://doraeiga.com/2011/ ドラえもんのお話って、どこか優しいところがあって大好きです。ラストのシーンでリルルが天使になりたいっていうセリフ、大人でもうるっときてしまいます。どの世代からも愛されるのが分かりますね。 http://sgk.me/eXIPni
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