うしおととら(5) の商品レビュー
「かまいたち」の話は落ちが秀逸。 凶羅の「20年前から云々」に対して河童が「わしは200年前から云々」とまっとうな返しをしたにもかかわらず、「年数は関係ない」と言ってしまう理不尽さが良い。 そういえば、うしおととらってどのエピソードもヒロインが出てくるな。
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母の秘密をしる旅の途中、またもや怪事件に巻きこまれたうしとらコンビ。槍が導くのか、とらのせいか!?今度は、鎌鼬(かまいたち)兄弟から思わぬ頼みごとをされ、うしお、人間として悩む!!(Amazon紹介より)
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鎌鼬編。妖怪と人間の共存、自然破壊と動物たちの住処の問題、色々な作品で取り上げられるテーマと「やるせない」感情をシンプルに描いているなあと思った。
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とらにせまる凶羅! 潮たちの行く手を邪魔するのは、妖怪だけじゃないのか~ かまいたち編はとても好き。 昔は、人間と妖怪が共存していたことを考えると、開発好意も素直に喜べないな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
凶羅初登場の第5巻。 この兄弟好きだー。弟にコンプレックス抱いちゃってる兄貴っていじらしい(どっちもおっさんだけどな)。 そして子供心に自然破壊の嫌さを植えつけまくってくれた鎌鼬編! こっちの兄弟もいいよねえ。雷信兄さんと十郎兄さんで末っ子かがりを可愛がっていたんだろうねえ。それが……あんなコトになるなんて……(号泣)。 人生で初めて「やるせない」或いは「憤懣やるかたない」気持ちにさせられたのは、この漫画かもしれません。 引用させていただいたのは、「坂口つぁん」の台詞。 市井の人がポロッとこういう事を言ってくれるのにも弱いんです。 【第八章】 vs 凶羅 【第九章】 vs 鎌鼬兄弟 【第十章】 オマモリサマ編導入
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友人から面白いと聞いていて、学生時代に購入した漫画。未だに実家の本棚に置いてある。実家に帰るたび読み返している。 内容は本当に面白い。序盤は『ゲゲゲの鬼太郎』のようにただ妖怪退治をする漫画かと思っていたが、中盤から終盤にかけてはフィナーレに向けてストーリーが加速的に盛り上がってい...
友人から面白いと聞いていて、学生時代に購入した漫画。未だに実家の本棚に置いてある。実家に帰るたび読み返している。 内容は本当に面白い。序盤は『ゲゲゲの鬼太郎』のようにただ妖怪退治をする漫画かと思っていたが、中盤から終盤にかけてはフィナーレに向けてストーリーが加速的に盛り上がっていく。特にフィナーレが最高で、あれだけの登場人物をだしながら、うまくまとめている。 藤田さんの漫画は今のところハズレがなく、キャラクター、ストーリー、インスパイアの3大要素でどれも高得点な漫画が多い。画が駄目だという人もいるが、読み始めれば気にならないはず。 特に『うしおととら』がオススメ!
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オマエが泣いた時からオレはもうどうでもよくなっちまってたよ。そしてわかったよ。 ああ、オレが一番聞きたかったのは、この一言だったんだってな。 兄キ…かがり…泣くな これでいいさ。 でも… 生き続けるなら人間の格好をやめちゃいけない… もうこの世にオレ達の生きる場所は… ないのかも...
オマエが泣いた時からオレはもうどうでもよくなっちまってたよ。そしてわかったよ。 ああ、オレが一番聞きたかったのは、この一言だったんだってな。 兄キ…かがり…泣くな これでいいさ。 でも… 生き続けるなら人間の格好をやめちゃいけない… もうこの世にオレ達の生きる場所は… ないのかもな…… なんでだよ…… 雷信兄さんやかがりとずうーっと、 三人で暮らせたらいいなあ。 (第九章「風狂い」)
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かまいたちの3兄妹たちの話。“かま”いたちというだけあって、イタチの妖怪なのね。かわいい。こういう、棲みかを奪われて怒った動物や妖怪たちが人間に逆襲‥という話は多いけれども、やはり胸が痛む。私も、遊び場や田んぼがどんどん埋め立てられてビルや駐車場になっていくのを見て、すごく腹がた...
かまいたちの3兄妹たちの話。“かま”いたちというだけあって、イタチの妖怪なのね。かわいい。こういう、棲みかを奪われて怒った動物や妖怪たちが人間に逆襲‥という話は多いけれども、やはり胸が痛む。私も、遊び場や田んぼがどんどん埋め立てられてビルや駐車場になっていくのを見て、すごく腹がたってた一人だから。
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