ありす19th(ナインティーンス)(7) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
※全7巻の感想をまとめてこちらに。 いつも泣かせて(感動させて)くれる渡瀬さんの作品が好きで、『絶対彼氏』『ふし遊』(朱雀・青龍,玄武)『セレス』…ときて、次はこの『ありす19th』を読んでみました。 ニョゼカの存在はずっと謎だったので、最終巻でようやくわかってスッキリしました。一方、初期に登場したフレイや中盤から合流したクリスとちがって、5巻のラストで揃ったメイリンとビリーのことはあまり詳しく描かれなかったので、ちょっと残念ですね。 個人的には5巻139-140頁のシーンが、あったかい気持ちにさせてくれましたね。前はありすをイジメていた大石さんが「姉ちゃんに 負けんな!」と、ありすを励ましてくれるようになって...人って変わるなぁw 最終決戦まで叶先輩の過去が関係しているようだったので、もしや最後まで仮面かぶってた奴が…父さん!!という、ありがちなオチかと思ったら、全く違いましたゎ。笑 この作品が真由良の視点で描かれたら、納得いかないことだらけかもしれませんね。妹が自分に引け目を感じてるなんて思いもしなかったでしょうし、1年以上かけて叶に好かれる努力もしたのに…!といったところでしょうか。でも最終巻で、ありすが叶に想いを伝えたシーンでは、とても優しいお姉さんらしいイイ表情をしてましたから(7巻149頁)、きっとちゃんと乗り越えられる子なんでしょう* 言葉って難しいですね。たった一言に救われたり、どん底に突き落とされたり。基本的には鋭いモノなのかもしれないですね。しかも本物の刃物と違って、言葉の刃物は一生抜けないし。それでも伝える努力はしなきゃだし。できるだけ、まぁるい言葉を伝え合っていけたら良いですね、誰とでも。
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面白かった! 渡瀬さんのファンタジーは読みやすくて面白いと思う。 叶先輩のしっかりしているようでどこかぬけているキャラが好き(笑) あれれその話ほったらかしか…!というところが結構あったのでもうちょっと知りたかった。 番外編が読みたい作品。
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