JIN-仁-(5) の商品レビュー
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感想 南方に惚れた二人の女性の今後決まる一巻。 あらすじ 火事現場で気管切開の手術。船の上で肺の手術。佐分利医者を助けて弟子に。新門辰五郎の計らいで仁友堂を開く。野風に身請けが決まり、咲に縁談の話が。野風は乳癌が見つかり、身請けを断り、咲も医学を志して縁談を断る。
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「火事と喧嘩は江戸の華」というくらい火事が多かったこの時代、町火消しとして生きる新門辰五郎と知己になり火事場での仁の献身的な働きぶりを認められ念願の療養所「仁友堂」建設の資金提供を受けることとなった。これで江戸時代にやって来て以来居候してきた橘家を辞すことに。ちょうどそのタイミン...
「火事と喧嘩は江戸の華」というくらい火事が多かったこの時代、町火消しとして生きる新門辰五郎と知己になり火事場での仁の献身的な働きぶりを認められ念願の療養所「仁友堂」建設の資金提供を受けることとなった。これで江戸時代にやって来て以来居候してきた橘家を辞すことに。ちょうどそのタイミングで仁を手伝ってくれていた咲に縁談話が持ち上がった。もちろんはじめは素直に喜ぶ仁ではあるが、、、自分に正直になってみると複雑な気持ちに気付く。仁もまた咲のことが好きだったらしい。と同時に吉原の花魁「野風」にも身請けの話が。しかもそのお相手は御家門の御隠居という。しかし身体検査をした時に野風は胸にしこりがあることに気付いた、乳癌の疑いである。この時代の完治はかなり難しいが、意を決して仁は手術に踏み切る。途中自らの誤診を咎められ仁を逆恨みした典医の三隅俊斎の差し金により侍たちが仁友堂で狼藉を働くが新門辰五郎と咲の決死の覚悟で無事に手術の安全を確保し成功した。咲も結納ぎりぎりで結婚を撤回し母に勘当され仁友堂に住み込みで働くことになった、野風も病気をすれば打ち捨てられてしまう遊女のために働くという。一気に療養所の陣容が増えた。(写真①逆恨みする三隅俊斎)
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研究熱心な佐分利先生がいいなぁ。何気に華岡青洲の麻酔術の解説もあるし、癌の手術にも成功したことがあるらしい。それに、科学技術に頼りすぎの現代医療への批評も含まれている。もちろん、その現代科学・科学の進歩が、かつて治せなかった病気を治せるようにしたのはもちろんなのだが…。
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テレビドラマの影響で読み始めました 原作もなかなか良かったです ただ、オペの際に脳内摘出された胎児?が結局筋書きにどう絡んだのか良く判らなかったです… ペニシリン精製のあたりは苦労が伝わるシーンで特に面白かったですね
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江戸の大火事のお話と華岡流の佐分利先生の緊張性気胸の手術。あとは乳がんの手術のお話です。 咲の縁談が壊れる話は一瞬で流されてましたけど、いろんな敵がいて、誰が誰だかよく分からないときもありました。
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緊急気管切開、緊張性気胸と救急系の手術手技はまあまあいけるのだろうが、乳がん切除までやるとは~。なるほど、乳がんのための華岡流登場であったか…
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