ライジングインパクト(9) の商品レビュー

鈴木央(著者)

2024/05/22

「ライジングインパクト」9巻。
前半9ホールを終えて、得点トップのガウェイン・ランスロットペア。このまま順調に得点を重ねてゆくのか、とすんなりいかない。
本気をだしたイギリス校、不調から脱したクエスターのアメリカ校と、終盤につれて三つ巴の戦いになってゆきます。入れ込みすぎたランスロットという予想外のトラブルもありましたね。
迎えた最終ホール。日本校の勝利を決めたのはランスロットのロングパット。グリーン上でないのをロングパットと言っていいのか、という疑問がゴルフ素人にはあるのですが、パターで決めたのでロングパットでいいと思います。

進化を続けるどころか、止まることのないガウェインと、最後で覚醒の兆しを掴んだランスロット。見事な勝利を掴んで凱旋。3組の合計得点で優勝が決まるので、他のペアの成績を待ちますが、ここで予想外の展開。
日本校エースペアの東堂院とリーベルが0点、無得点という衝撃。

その理由はイギリス校のある一人のゴルファー。彼の名はトリスタン。
円卓の騎士を名前のモデルにしているのはいうまでもないことなんですが、ここできましたトリスタン。作中最強格の彼が、この先立ちはだかることとなります。