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シッポがともだち(3) の商品レビュー

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2011/11/13

いつもの動物漫画の延長で、 娘が喜ぶかなと思って借りてきた。 最初は普通の動物漫画と思って読んでいたが、 途中で、小うるさいディスコ(?)に、 まだ生後2ヶ月ほどの仔猫をアクセサリーのように、 ぐったりしているのもかまわずに連れてくるカップルに対して、 著者が意見する場面を読ん...

いつもの動物漫画の延長で、 娘が喜ぶかなと思って借りてきた。 最初は普通の動物漫画と思って読んでいたが、 途中で、小うるさいディスコ(?)に、 まだ生後2ヶ月ほどの仔猫をアクセサリーのように、 ぐったりしているのもかまわずに連れてくるカップルに対して、 著者が意見する場面を読んでいて、 なんとなく違和感を感じた。 自身は、ペット禁止のマンションで内緒に飼っている。 例えば、転居した後で入居した家族に、 重度の動物アレルギーが居た場合など、 他者のことを一切考えていない著者が、 (それ以前に契約違反なのであるが。) そういうことを平然と書くことに私はとてつもない『偽善』を感じた。 今まで読んできた『●●倶楽部』系の動物漫画は、 年少者の読者をちゃんと意識して、 間違ったことは『よい子はまねをしないでね?』的に、 きちんと善悪を書いていたこともある。 その後、猫が室内で雀を殺した後始末に、 『死んだ雀をタオルに包んで近くの公園に捨ててきた』 という言葉を読んで、私のこの作品に対する思いは180度転換した。 大好きな猫に関しては色々なことを書いてはいるが、 それ以外の生き物(それも、雀クラスなら一般のペットと同じような レベルではないかと思う。)に対しては、 『捨ててきた。』というデリカシーのなさ。 せめて『埋めてきた。』とすることは出来なかったのだろうか? なんだか、狂信的で過激な動物愛護団体のにおいすら感じてしまった。 『エリカ様』という我侭で鳴らしたタレントが居たけど、 そこと連想してしまった。 画風も一癖ありそうな・・・・と、 とにかく不快な読後感が残ってしまったのは残念である。 動物漫画を描くのなら、 同じようなペット(犬・猫・鳥等)を飼っている人に対しての 配慮が欲しいと思った。 ※ 桜沢エリカ(さくらざわ えりか) 1963年7月8日東京生まれ。 両親が離婚し、小学3年まで祖父母に育てられる。 19歳で漫画化デビュー。性的な漫画を描く漫画家として知られる。 元DJの青木武紀と結婚し、一男一女をもうけた。   ○ 市立図書館所蔵

Posted byブクログ