1,800円以上の注文で送料無料

シュマリ(中) の商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/06/12

まさかの土方歳三登場にまず驚いたが、獄中という過酷な状況の中でシュマリと深い友情を育んでいくのに不思議と切なくなった。 女には男の友情の尊さが分かるものかと作中にあったけども、少しは感じ取れたと信じたい。 後は弥七さんがいい味出してたなと思う。 悪どい商売人の一面と、家族への愛情...

まさかの土方歳三登場にまず驚いたが、獄中という過酷な状況の中でシュマリと深い友情を育んでいくのに不思議と切なくなった。 女には男の友情の尊さが分かるものかと作中にあったけども、少しは感じ取れたと信じたい。 後は弥七さんがいい味出してたなと思う。 悪どい商売人の一面と、家族への愛情が深い一面の対比が魅力的。

Posted byブクログ

2009/10/04

一時期(1970年代前半)の黒手塚が徐々に緩和されてきて、我武者羅に生きるひとりの男「シュマリ」の生き方に率直かつ真っ当から焦点をあてた作品。代表作のひとつと言っても差し支えないでしょう。その舞台の壮大さ(「動くなあ雲が!どうだこの空の広さ……」)と、登場人物(シュマリ、お峰、妙...

一時期(1970年代前半)の黒手塚が徐々に緩和されてきて、我武者羅に生きるひとりの男「シュマリ」の生き方に率直かつ真っ当から焦点をあてた作品。代表作のひとつと言っても差し支えないでしょう。その舞台の壮大さ(「動くなあ雲が!どうだこの空の広さ……」)と、登場人物(シュマリ、お峰、妙、太財弥七、ポン・ション、十兵衛…)それぞれの人間的魅力が圧倒的です。

Posted byブクログ