アドルフに告ぐ 手塚治虫漫画全集(1) の商品レビュー
これは面白い。半日で一気に読んでしまった。ヒトラーの出生届(彼にユダヤ人の血が流れている証拠)を手に入れた一人の日本人が、ナチス政権を揺るがしかねない出生届を取り戻そうとするゲシュタポに命を狙われ、逃走を繰り広げる。とてもスリリング。ヒトラーに加え、もう2人のアドルフが歴史の波の...
これは面白い。半日で一気に読んでしまった。ヒトラーの出生届(彼にユダヤ人の血が流れている証拠)を手に入れた一人の日本人が、ナチス政権を揺るがしかねない出生届を取り戻そうとするゲシュタポに命を狙われ、逃走を繰り広げる。とてもスリリング。ヒトラーに加え、もう2人のアドルフが歴史の波の中で親友から敵同士になっていく。4巻では第一次中東戦争まで描かれている。被害者だったはずのユダヤ人が、今度はアラブ人を攻撃する立場になってしまったという皮肉。自分たちの土地と平穏を手に入れるため、移動と戦いを強いられてきたユダヤ人の苦悩を思った。
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いわずと知れた有名作品?漫画なのに説明文章が多いのはまあ手塚大先生の特徴ということで!第二次世界大戦時のドイツ史を知ってないとちょっと不親切な話やも。唯でさえ主人公が複数居て入れ替わり立ち代りするから。
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すごい。すごい。すごい。 手塚治虫はやっぱり天才だと思う。山崎豊子と似ている気がするのは、私だけだろうか。 すごい大河ドラマになってる。
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私にとって手塚漫画のデビュー本。 この次に読んだのが「奇子」 中学生として間違ってないか??と当時の私に問いたい。
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ブックオフで、懐かしさのあまり即買い&即読了。中学生のときと同じく、復讐の連鎖の前に呆然となってしまう。
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名作中の不朽の名作。数々の賞を受賞。これを書き上げるまでにどれほど調べたのか想像に易くない。61年発行だから、戦後そう経ってないなと感想。構成の組み方はさすがとしかいいようがない。作画表現タッチストーリーともに素晴らしい!
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久々に読み返す。戦争というものが、どれだけ人を、狂わせ、変容させるか。やはり強烈。子供の国際交流のボランティアを続けている自分にとって、アドルフという名を持つ、2人の仲良しの子供(ドイツ人とユダヤ人)の成長と運命が、かくも悲惨に描かれているこの話は、深く胸に刺さる。
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戦争って悲しい。こんなにも人を狂わせてしまうのか…。人間の醜さ、弱さがよく描かれていると思います。 「戦争漫画」ってくくりでは収まらない漫画です。
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手塚まんがって、ほんと一握りしか読んでへんなぁ、、と思う。もっと読みたい。 読んだ中ではこれがすき。
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神様の作品。 アドルフと名のつく3人の少年の織り成す話。 ヒットラーもアドルフなので、読んでみる価値大有り!
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