ヨコハマ買い出し紀行(1) の商品レビュー
うつくしい本です。ゆったりと時がうつろう、穏やかな文明崩壊後の日本。 海辺の街が海に沈み、夕方になると海中に街灯がともる。 いや、そんなムダなとこに電気つかえないような情勢ではと思うんですけどね。そんなファンタジーなところが、とても好きです。 昭和っぽい穏やかな暮らしと、人間と...
うつくしい本です。ゆったりと時がうつろう、穏やかな文明崩壊後の日本。 海辺の街が海に沈み、夕方になると海中に街灯がともる。 いや、そんなムダなとこに電気つかえないような情勢ではと思うんですけどね。そんなファンタジーなところが、とても好きです。 昭和っぽい穏やかな暮らしと、人間とまったく同じように生活するアンドロイド、おとぎ話のような未知の生命に遭遇したり。 心がつらいときに開くと楽になれるような、素敵な作品です。
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全巻読了。 ゆるSF。 物語とかほとんどなくて、空気感みたいなものがずっと描かれている。 ほぼ何も起こらない回が多く、これを連載していたアフタヌーンという雑誌はすごいなと思う。 短編ならちょくちょくあるだろうけど、この淡々とした低め安定な感じで14巻というのはかなり稀有な存在だと...
全巻読了。 ゆるSF。 物語とかほとんどなくて、空気感みたいなものがずっと描かれている。 ほぼ何も起こらない回が多く、これを連載していたアフタヌーンという雑誌はすごいなと思う。 短編ならちょくちょくあるだろうけど、この淡々とした低め安定な感じで14巻というのはかなり稀有な存在だと思う。 おもしろさがうまく説明できないのがもどかしい佳作である。
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ちょっと未来の日本の喫茶店の店長さんのアルファさんはロボットさん。 そんな事は置いておいて、ゆるっとフワッと癒しの日常が描かれる。
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思ってたのと全然違っていた。 田舎の一軒のカフェのストーリーに見えて近未来の設定とは。一話完結のほんわかエピソード。文字やセリフよりも絵でしっかり語っている。
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ゆっくりと日常が流れていく感じがとても心地よいが読んでると凄い眠くなる。しかし、そのリラックス出来るところが魅力なのかもしれない
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ものすごく懐かしいけど、途中までしか読んだことがない漫画。で、読んでみた。アルファはロボットだけど、ほとんど人間みたいなものだ。ほのぼのとした漫画でなごむ。海面が陸に侵食している時代。ちょっとファンタジーでもある。なんとも言えない雰囲気がとても心地いい。かなり前の漫画だけど、...
ものすごく懐かしいけど、途中までしか読んだことがない漫画。で、読んでみた。アルファはロボットだけど、ほとんど人間みたいなものだ。ほのぼのとした漫画でなごむ。海面が陸に侵食している時代。ちょっとファンタジーでもある。なんとも言えない雰囲気がとても心地いい。かなり前の漫画だけど、この雰囲気をまた味わいたかった。
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読了。 いやー、タイトルから想像できないストーリーでした。 好きなジャンルです。これヤバイなぁ、ハマりそうだ。 絵柄から90年代のヨコハマを描いた作品かと思っていましたが、近未来だったんですねぇ。 何が良いかって、アルファさんのキャラデザと雰囲気。竹本泉さんのキャラ付けと同じベク...
読了。 いやー、タイトルから想像できないストーリーでした。 好きなジャンルです。これヤバイなぁ、ハマりそうだ。 絵柄から90年代のヨコハマを描いた作品かと思っていましたが、近未来だったんですねぇ。 何が良いかって、アルファさんのキャラデザと雰囲気。竹本泉さんのキャラ付けと同じベクトルをもってるかな?良い子は見てるだけで癒されるので良いです。 ……うん、全巻ポチるか。今日までポイント10倍キャンペーンだしな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
次作『カブのイサキ』とも世界観共有してるのかな? 何か大きな事故でもあったのか、世界が非常に広くなって、 人類の営みがフェードアウトしていく中、 オーナーが去ったカフェを続ける「ロボットの人」アルファさんのお話。 当然ながらアルファさんはロボットだから年をとらない。 けれど、見た目は普通の人と変わらないし、 ロボットの”人”として扱われるし食事もとる。 ただし、ロボットなので、周りの人々が徐々に成長し、老けていく。 ロボットなので長生きなのだ。 でも永遠の命ではない。当時の開発者は年をとっていくし、 新たにロボットが製造されていないところを見ると、 後継者も出てこないのだろう。そもそも人類自体が徐々に減ってきている。 なのでロボットの人がいずれいなくなるのだろうか。 ―という問いは読んでて思うだろうけど、 本編ではその顛末について語られることはほとんどない。 本当に作品の世界を覗き込むような話なのだ。その世界に入り込むことはできないにしろ。 作中ではロボットの筋肉の技術を利用したバイクとか、 目と同じパーツで出来たカメラが出てくるんだけど、 そのあたりには、人間の感覚の拡張の可能性が見えてくる。 世界の変化についても、大きく語られることはなく、 会話などの情報の断片程度からしか予測がつかない。 そういう意味でも、作品の世界を覗き込むっていう表現がしっくりくるかも。
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心が満たされていく、そんな素敵なマンガ。 これほど台詞を少なくして、コマを減らして、研ぎ澄まされながらも満たされた気持ちになる作品は初めてだった。 どこか日本の原風景のようでありながら季節感や情景を丁寧にシンプルに描かれていて、本当に溶け込む感覚だった。 キャラも魅力的で寂しさや...
心が満たされていく、そんな素敵なマンガ。 これほど台詞を少なくして、コマを減らして、研ぎ澄まされながらも満たされた気持ちになる作品は初めてだった。 どこか日本の原風景のようでありながら季節感や情景を丁寧にシンプルに描かれていて、本当に溶け込む感覚だった。 キャラも魅力的で寂しさや気持ちよさが混じったような複雑な心情までこちらに伝わってきて、読後感が心地よい。 これは何度も読み返したくなる作品だ。
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本棚から出すのは、何度目になるんだろう。 アルファさんのお店は、衰退しつつある世界の片隅、てろてろと静かに時間が流れる田舎にある。 特に大きな事件はないけれど、アルファさんを通してみる世界は、とても好ましく見えてしまいます。
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