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赫い闇 の商品レビュー

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2010/07/22

史記逍遙シリーズ第3弾。司馬遷が、上司の命令で霍去病を呪う相手を捜索することになり、霍去病の周辺で聞き込みを行ううちに史記に書いた去病像「不言実行型だが独善的。坊っちゃん育ちの為、兵士を憐れまず…」という人物感とは違った面を知っていく、という物語です。霍去病がかなり美化されている...

史記逍遙シリーズ第3弾。司馬遷が、上司の命令で霍去病を呪う相手を捜索することになり、霍去病の周辺で聞き込みを行ううちに史記に書いた去病像「不言実行型だが独善的。坊っちゃん育ちの為、兵士を憐れまず…」という人物感とは違った面を知っていく、という物語です。霍去病がかなり美化されている感はあります。が、戦争の天才で彼の戦果によりシルクロードを開くことが出来たのに、自身は26歳という若さで死んでしまった若き名将について、もっと知りたくなりました。 表題シリーズの他に収録されている短編『幽蘭神妃』が曹丕と曹植、そしてシン氏の物語なので、ジャンルを「三国志(コミックス)」としました。 こちらの作品は短編ながら曹丕と曹植の関係を、幼い頃から後継者争いをした後までを上手く描いていて、良作だなぁ~と唸らされました。私の持っている曹丕・曹植兄弟のイメージに近いものもあったので、読めて幸運でした。それにしても、シン氏の想い人の設定には驚かされましたが…。

Posted byブクログ