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おれたちの頂(グランドコレクション版) の商品レビュー

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2011/06/27

高校生(当時^^;)のコミックファンの常として、登場人物の顔がいい!というのが読むときの最大条件ですよね。これはもう申し分なしの男前ぶり。 卓越したロッククライミングの技術をもつ恭介は、勉強よりも登山!自分の感情に正直な、とってもわかりやすい直情的な少年。 恭介になぜか気に入ら...

高校生(当時^^;)のコミックファンの常として、登場人物の顔がいい!というのが読むときの最大条件ですよね。これはもう申し分なしの男前ぶり。 卓越したロッククライミングの技術をもつ恭介は、勉強よりも登山!自分の感情に正直な、とってもわかりやすい直情的な少年。 恭介になぜか気に入られて、登山の魅力にはまってしまう邦彦は、勉強家の慎重派。恭介に鍛えられて、邦彦はどんどんその登攀技術を高め、2人は最高のザイルパートナーになっていきます。その先は、その先は・・・・いや、話せないっす。 また、荒削りで力強い作者の筆致が、日本アルプスや、チョモランマなどの山の描写や、岩をつかむ手を、実に魅力的にみせます。 キャラクターもストーリーも、少年漫画の王道をいく感じだけど、登山モノというのが当時のワタシには新鮮で、登山やロッククライミングの本を借りてきては勉強。結果、自分は登らないくせに、用語だけはいろいろ覚えてしまいました。 男子が好きなものに夢中になってる姿、というのは、なんでこんなにも魅力的なんでしょう。女子には少ない姿ゆえなのかしら。 もしも家の本棚にあったなら中学生にもおすすめ。地味だけど、あまりのかっこよさに感動できるのではないかと。

Posted byブクログ