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ホットロード(文庫版)(2) の商品レビュー

3.8

18件のお客様レビュー

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2023/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とめどなく変わる場面、周りで起きるさまざまだ出来事、隅で起きている細かいこと、この漫画にはたくさんのことが描かれていて読むのに意外と体力が要る。 その中で結局は、愛を知らない人たちの青春時代の物語であったことが最後に描かれて終わる。

Posted byブクログ

2019/11/21

暴走族かあ…今の時代に読んでも…でも名作らしいし…と思って読み始めた 痛いくらいにまっすぐな二人、親との関係、イラストの持つ繊細な空気、あの時代にしかかけないんだろうな。眩しい。

Posted byブクログ

2018/11/13

日本の少女マンガ文化が1番偉大だ、という気持ち。超ド級によかった。友情の描きかたに信頼がある。かっこいいひと、かわいいひとが本当に絵としてマンガにいるので、ため息ついちゃうくらい魅了された。

Posted byブクログ

2018/02/03

(01) 彼女ら彼らが出現する場所がまず注目される.ロードというテーマでもあるので,それは圧倒的に路上である.単車に乗っていてもいなくても路上である.もちろん学校内,住居内,店舗内,病院内という場面が混じりはするものの,路上に勝るものではない.路上であるからこその交通と友好(*0...

(01) 彼女ら彼らが出現する場所がまず注目される.ロードというテーマでもあるので,それは圧倒的に路上である.単車に乗っていてもいなくても路上である.もちろん学校内,住居内,店舗内,病院内という場面が混じりはするものの,路上に勝るものではない.路上であるからこその交通と友好(*02)が結ばれている. 路上であるが,昼間は言うまでもなく太陽にホットに照らされていることが多いが,夜間も照らされている.この夜間の光,テールランプ,ヘッドライトは作風を印象づけているが,そのほかの街の様々な光に照らされていて,主人公たちの眼(*03)はおそらく闇に安らぐことがない.余白の大きさや白さが,露出オーバーやフラッシュを思わせる,光の過剰を際立てている. それら光たちの勝利は,そのまま,本書のテーマでもある戦後の日本人の家族と生活のパラドキシカルなありようを指示している. (02) 路上にたむろしているその姿は,いわゆる集会に代表されるが,立位もあるがときに座位も見られる.いわゆるヤンキー座りも前面的ではないが描かれている.おそらく80年代の湘南あたりではまだ,路上が汚れていたせいか,それとも立位の労働等に慣らされていたせいか,10代の彼女ら彼らも路面レベルにそのまま腰を落として座るということはない.または,次の出走などの運動に備えているのかもしれない.座っても堤防の上であるとか,路面からのわずかな立ちあがりに腰を掛けている様が80年代の都市風俗として記録されている. (03) 瞳の中の妙な光,それはモノローグによって「夜景」と解説されることもあるが,この瞳の描き込みも人物造形や風景描写を大きく担っているが,一方で,指の描き方も心に残る.注視していると,手や指のデッサン集のようにも見えてくる.この描き込みの意味は,本書のテーマでもある生活に関わるものだという予感がある.

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2016/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

湘南を舞台にした中学生と高校生が、ゾクな感じで尾崎のアイラブユー的な感じで純愛っぽく綴られている青春まんが。 最後が暴走族でグレてるのってカッコ良い的なお話じゃなくて良かったです。 若い頃ムチャをしちゃった系のカップルのお話になってた。 ただ、春山くんってそんなに良いかな? 自分が好きな人にだけ優しいだけでしょ? つまり、見返りを求める優しさだよね?! まともに中学校にも行かないで、バイトもしないで、親との交流も拒否して生きてきた14歳から17歳くらいの女の子には彼がステキに見えるのかもしれないけれど、やっぱり世界が広がったときどう思うか…だよね。 でも、この手の内容にしてはキレイなお話だな…って思いました。 大人が読むにはちょっと物足りないけどね(笑)

Posted byブクログ

2016/04/14

大好きだったホットロード。 あの頃は完全に同世代で、共感したり、憧れを感じたりした和希。 その頃の自分に戻って、ああ懐かしいな…と思ったりもするけれど、今見ると和希も春山も、なんて純粋で痛々しいのだろう。 駄目だよもっと自分を大事にしなきゃ!…って、春山のお母さん目線ですな。 悪...

大好きだったホットロード。 あの頃は完全に同世代で、共感したり、憧れを感じたりした和希。 その頃の自分に戻って、ああ懐かしいな…と思ったりもするけれど、今見ると和希も春山も、なんて純粋で痛々しいのだろう。 駄目だよもっと自分を大事にしなきゃ!…って、春山のお母さん目線ですな。 悪い子と見られる(見られても仕方がなかったりする)和希たち、 自覚なく人を傷つけたりする普通の子たち、 彼らを取り巻いて力になろうとしたり、自分の事情に精いっぱいになってしまったりする大人たち。 それぞれみんな、真剣な思いを抱えていることが今になるとよく分かる。 時代を越えてやっぱり名作なんじゃないかな、と思う。

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2015/01/31

一巻を読むのに結構時間かかっちゃったけど、二巻はリズムに乗れてスラスラ。 和希の変化と、春山の変化が感じられました。

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2014/12/04

何年ぶりかの再読 終わりに近づくほど良くなる こんなシーン、こんなセリフ、あったなぁ と懐かしく読んだ 主人公たちが思ったより若くて驚く 人と人との関わり、良くも悪くも影響力大きい

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2014/10/22

映画化はどうかと思ったが、懐かしくなって読んでみた。 久しぶりにハルヤマにキュ〜ン。 時代背景がまさに自分の青春時代と被るからなんか空気感がいい。

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2014/08/21

1巻に引き続き、さらさらと読み終えてしまった。 春山と和希との関係がさらに深くなり、1巻のときよりもすれ違いを生じながらも、愛し合うのが強くなっていこうとしていた。しかし、春山が事故で重体となり、このまま死んでしまうのではないかと悲しくなってしまった。だが、奇跡的に回復したのはよ...

1巻に引き続き、さらさらと読み終えてしまった。 春山と和希との関係がさらに深くなり、1巻のときよりもすれ違いを生じながらも、愛し合うのが強くなっていこうとしていた。しかし、春山が事故で重体となり、このまま死んでしまうのではないかと悲しくなってしまった。だが、奇跡的に回復したのはよかったが、鑑別行きとなってしまい、不運の追い討ちをかけられたと思う。 このことから、和希はますます春山を愛おしい存在だと感じたのだろうと。いつかまた、春山と会える日が来るのを信じながら、和希は待つのだろう。 和希の考えにも変化が生じたと感じた。ひとのいたみがわかるようになりたいという、これも春山の事故がきっかけだと思う。 めがねの先生が言うように、自分の体を大事にしてほしい、というのが、納得だなと思った。 映画も見に行ってみたいと思う。

Posted byブクログ