妖怪ハンター 水の巻(文庫版) の商品レビュー
<目次> 産女の来る夜 淵の女 うつぼ船の女 海より来るもの 鏡島 六福神 帰還 <内容> 稗田礼次郎シリーズだが、後半は渚&大島の話ばかり。海の話はパターンが似てくるか…。稗田が出てこない(往復書簡の中になってしまったり。最後の2つには全く登場しない)し、みんな渚に憑依するし...
<目次> 産女の来る夜 淵の女 うつぼ船の女 海より来るもの 鏡島 六福神 帰還 <内容> 稗田礼次郎シリーズだが、後半は渚&大島の話ばかり。海の話はパターンが似てくるか…。稗田が出てこない(往復書簡の中になってしまったり。最後の2つには全く登場しない)し、みんな渚に憑依するし…。海=女なのか?
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ある家に伝はる儀礼の筈が、アレ(いやぁあああ 怖いぃいい)な。 他、まれな人の関係。そこそこ怖いので読んでしまふ。
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「産女の来る夜」 マジモンのウブメは「AKIRA」だった。 「淵の女」 自分と同じ顔の河童、というミステリーもあり。 泉鏡花「高野聖」も連想。 「うつぼの舟の女」 以下5編では憑依体質の少女渚と彼女を助ける少年大島が動き回る。 本作では稗田は解説役に。4作では登場すらしない。 スナックのマスターが借金取りからの隠れ蓑として、妻の実家である神社で神主をしているという設定が目新しいが、 その妻が実は……というのも面白い。 海の向こうの異形といえばクトゥルフだが、実にスムーズに日本の土着信仰とも接続される。 「海より来るもの」 諸星先生の手にかかれば乙姫もこれだよ。 「鏡島」 ドザエモンはエビスになるか海モッコになるか。 鏡というモチーフを導入するだけで端正な作風に。 「六福神」 邪悪な七福神! 扉絵のあまりの邪悪さに笑ってしまった。 テレビゲームをやめられないホテイとか。 諸星先生のお茶目。 本来7が6となればあと1は……。 「帰還」 補陀落渡海を成し遂げられなかった者ら。
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大島と渚のでてくる海関係シリーズ 「産女の来る夜」「淵の女」「うつぼの舟の女」「海より来るもの」「鏡島」「六福神」「帰還」
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蛭子さんに補陀落渡海に、水をモチーフにした神話や民俗を基底とした作品群です。 イザナギとイザナミが一番初めに産んだのが蛭子命(ひるこのみこと)でしたが、不具の子だったために海に流してしまいますが、神となって戻ってきて、恵比須さんとして祀られる。 なんてったって、ヒルコと書いて...
蛭子さんに補陀落渡海に、水をモチーフにした神話や民俗を基底とした作品群です。 イザナギとイザナミが一番初めに産んだのが蛭子命(ひるこのみこと)でしたが、不具の子だったために海に流してしまいますが、神となって戻ってきて、恵比須さんとして祀られる。 なんてったって、ヒルコと書いてエビスと読ませるわけですから、不具の子というのは、手足のない、胞状奇胎のような、形の成してない形状を思い出される。時にそれはドザエモン(溺死体)であり、その描写がまたすさまじい。 海の向こうは異界であり、そこからやってきた漂着物は時に神としてあがめられ、時に魔物として畏れられる。 また、逆に、生きて海の向こうに渡海するという補陀落信仰も、海の向こうに観音の浄土があると信じられていた民俗である。 圧巻なのは、これらの神話や民俗をホラーエンタテイメントに仕立て上げている点。面白い。 個人的にはもう少し稗田先生に活躍してほしかった。あのキャラクターは、金田一幸助や喪黒福造に並んでナイスガイである。
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[ 内容 ] 〈地の巻〉 ぬばたまの闇の底どよもす呻き声。冥き世界にうごめく異形の者ども…。 異端の考古学者・稗田礼二郎が暴きだす、触れてはならぬ…暗黒の日本史! ! その圧倒的スケールで、漫画界を震撼させた空前絶後の傑作「妖怪ハンター」第一弾! ! 幻のミッシング・ピース「死人帰り」も掲載! ! 暗黒の邪神、深き底より…まいる。 〈天の巻〉 ひさかたの天より降りきたるは、幸神か? 邪神か! ? 甦る超古代の神々。 日本神話に隠された不死の秘法。 禁じられた童歌。 暗黒の祭祀。碩学・稗田礼二郎、生命の木の謎を追う! ! 伝奇コミック浪漫「妖怪ハンター」第二弾! ! 天空より、古の忌まわしき神々…降臨! ! 〈水の巻〉 わたつみの神の国より流れ着く妖しき舟。 底なしの冥き淵より、濃霧をまといて古の邪念と妄執が、おぞましき姿で甦る。 稗田礼二郎が禁断の書を紐解く時、神話は民話と交響し、魔の物語が溢れ出す。 妖怪ハンター第三弾は水と雪と官能の物語。 水泡とともに禍々しき神々…浮かぶ。 [ 目次 ] 〈地の巻〉 〈天の巻〉 〈水の巻〉 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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水の巻だけあって、海がらみの話が多数。稗田先生の活躍は少なめで、大島と渚がメイン。そのせいかバリエーションに乏しいのがちょっと残念
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「六福神」10年前からテレビゲームに耽っているホテイって。。。宝船のどこに電源が? 「帰還」この話を読んでいて井上靖の「補陀落渡海記」を思い出した。あれも恐ろしい話だったなあ。
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何度目かの読み直しにつき記事編集。 妖怪ハンターこと、考古学者・稗田礼二郎シリーズを纏めた文庫 ――といっても、まだ完結したわけではなさそうだし、 この本は民俗学ネタのみで考古学は絡まない。 単行本『海竜祭の夜』と『天孫降臨』を、 引っ越しの際、誤って処分してしまい、後から購入し...
何度目かの読み直しにつき記事編集。 妖怪ハンターこと、考古学者・稗田礼二郎シリーズを纏めた文庫 ――といっても、まだ完結したわけではなさそうだし、 この本は民俗学ネタのみで考古学は絡まない。 単行本『海竜祭の夜』と『天孫降臨』を、 引っ越しの際、誤って処分してしまい、後から購入した全3巻のパート3。 ちなみに、読むべき順序は《地の巻》→《天の巻》→《水の巻》。 で、《水の巻》ですが、全エピソード、当文庫版で初めて読みました。 単行本『黄泉からの声』収録「うつぼ舟の女」と 『六福神』全話を合わせた1冊で、池や海など、水に纏わる怪異譚。 後半は大島くん&渚ちゃん(なんちゅーネーミングだ!) という中学生コンビが活躍。
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民俗学に沿った作品群です。神々や神事、妖怪などをテーマに描かれているので、それらに興味がある人には面白いと思います。
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