夏子の酒 新装版(文庫版)(1) の商品レビュー
ものをつくること、恋愛することは、切なさや期待やロマンということは、同じ。 今は、一生懸命ということを笑うような風潮がある。 何か目標を持ってがんばることのすばらしさを伝えることができれば。ひたむきさが光る。 ひとりの人間を通して、人生を見つめる。
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今更ながらに。農家は、その時々の社会の都合で生活環境を変えさせられてきたんだな、としみじみ考えさせられる。精魂込めたお酒を感謝して飲みたい。
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日本酒の知識も身につけていくべく、読み始める。 こうした所謂、大人のマンガを読むのは初めてだけど、面白い。 少年漫画のような、ド派手な演出などは無いけど、 まるで、小説のような細かい心情などの描写や、 まるで、専門書を読んでいるような知識が詰め込まれている。 日本酒の知識はも...
日本酒の知識も身につけていくべく、読み始める。 こうした所謂、大人のマンガを読むのは初めてだけど、面白い。 少年漫画のような、ド派手な演出などは無いけど、 まるで、小説のような細かい心情などの描写や、 まるで、専門書を読んでいるような知識が詰め込まれている。 日本酒の知識はもちろん、 自分の夢を都会でつかむのか? それとも兄や家族との夢を故郷で追いかけるのか? その二つに揺れる主人公の描写と成長が印象的。 お酒好きにはもちろんだけど、 普段、日本酒なんて飲まない。って人に勧めたい一冊。
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日本酒がテーマの漫画。全12巻。酒蔵の家に産まれた娘が、日本一の日本酒を創る為に色々頑張るお話。前半は農業の話がメインで、後半は酒造りの話がメイン。 面白く読ませて頂きました。最高の日本酒ってのはどんな味だ?こんな感じの味かなぁ、とか想像しながら読んでしまいますね。前半の農業の...
日本酒がテーマの漫画。全12巻。酒蔵の家に産まれた娘が、日本一の日本酒を創る為に色々頑張るお話。前半は農業の話がメインで、後半は酒造りの話がメイン。 面白く読ませて頂きました。最高の日本酒ってのはどんな味だ?こんな感じの味かなぁ、とか想像しながら読んでしまいますね。前半の農業の話も、中々熱い。特に豪田が。 「夏子の酒を 造るんです」
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根性が足りない!と感じた時にすぐ読めるよう、いつも手元に置いてます。出てくるキャラクターみんな人間味溢れてて、ぶつかり合ったり、一緒に泣いたり。日本酒をちびちび飲みながら読むと最高なんですよね。大好きな作品です。
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全巻読み終わりました。 涙なしには読めない。 農業の様々な問題など盛り込まれつつ、酒造りと日本酒の深さにも触れられる秀逸な漫画です。おすすめします。あー、日本酒飲みたい。
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話のフォーマットは、 兄が幻の米を残して死ぬ→夏子と仲間が幻の米を作る→杜氏が命をかけて酒造り→この酒は最高の酒だ まぁこんなに簡単な話のはずなんだけど、最後の最後で泣けてしまった。 一面を強引に例えるならば「ブラックジャックによろしく」だろうか。 現代日本農業にはびこる農薬...
話のフォーマットは、 兄が幻の米を残して死ぬ→夏子と仲間が幻の米を作る→杜氏が命をかけて酒造り→この酒は最高の酒だ まぁこんなに簡単な話のはずなんだけど、最後の最後で泣けてしまった。 一面を強引に例えるならば「ブラックジャックによろしく」だろうか。 現代日本農業にはびこる農薬問題や、高齢化問題、お金と百姓、農家に嫁ぐ女、兼業農家、台風、病害、田舎というコミュニティ、 なんていう問題提起は、医療を農業に換えれば似ているかもしれない。 もう一つ挙げるならば、いたずらに機械や過去のやり方にこだわり続ける事が必ずしも良い結果をもたらさないということ。 そして夏子の佐伯酒造専務としての立場と、兄との約束から生まれるこだわり。利き酒に関しては右に出る者のいないはずの夏子の利き間違い。 いわゆる教養漫画とこの作品が一線を画すのは、一人一人の人生を見事に描けていることだと思う。 杜氏と夏子は兄との約束を、 兄嫁や父は佐伯酒造の立場を、 内海は内海酒造と夏子への恋、 豪田は百姓の哲学を、 冴子と草壁は最初のうちは何も決まってなかったけれど、冴子は豪田への尊敬を、草壁は夏子への愛を募らせていく。 その人間模様を、夏子の兄は「和醸良酒」と言った。 キーワードはこの言葉だと思う。 理屈では無農薬の方がいいに決まってると知っているけど、農薬散布は便利。家を継いだ方がいいと解っているけど百姓はイヤだ。百姓の嫁なんてイヤだ。都会の方がいい。味や安全性よりも育てやすい苗の方がいい。 こんなどこにでもある問題に、夏子と仲間は立ち向かっていく。でも、それは全てが解決するわけじゃない。作中では夏子の田んぼに農薬散布はなされてしまったし、二年後以降はまたヘリ散布が復活するかもしれない。自分で耕すはずの田んぼに機械の力を使わざるをえない、三増酒の酒造は息子がなんと言おうと最後まで金儲けしか考えてなかった。 全てのことが上手くいくとは限らないからこそ、夏子の主張が受け入れられたときの感動が大きい。要するにストーリーのフォーマットが予定調和であるにも関わらず、酒造り以外の細部は予測不可能なのである。 面白かったです。近年(※)読んだ中で一番ためになる作品だったと思う。これを機に、少しいい酒を飲んでみようかなと思いました。 (※「もやしもん」の元ネタが多分に含まれています) 最後に、この話は新潟のある酒造の話です。 父が新潟の山古志の生まれである僕にとって、特別なフィルターを通さざるを得ない作品でした。 祖父も、曾祖父も、近所の爺さんも、みな出稼ぎと無縁ではいられなかったらしく、大雪降りしきる越後の町並みは感慨深いモノがありました。 是非とも、読んでやってください。
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酒造りに対するこだわりが伝わってくる。 20年ぐらい前の漫画なので時事ネタの情報は古いが、星5の価値はあると思う。 なっちゃんに感情移入してしまうのは自分だけじゃないはず。
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ZIMAくんへ 日本酒業界でイノベーションを起こした夏子さんの姿勢、林業界でイノベーションを起こしたいZIMAくんにとって、共感できるんじゃないかと思ったので、紹介しまーす(あゆみ)
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22、23歳のすげー楽しい年頃の女の子が、いいの??って、思うけど一生懸命になれるものがあって、うらやましいです★ 最後は、ちょっと泣けました★
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