虹のナターシャ(文庫版)(下) の商品レビュー
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どうなることかと思ったけど、最後はハッピーエンドになって良かった。特に梅子さんは根っから悪い人じゃなさそうだったのでなんとか幸せになってもらいたかったけど、そこそこ明るい未来が待っていてホッとした。 そして、歴女の妄想を最もかき立てるのも、この梅子奥様の今後である!私の思い描く彼女の将来はこうだ! 1.戦後の華族制度廃止で実家の呉竹家は没落 2.梅子の嫁ぎ先に更なる援助を強要するも、旦那の会社も軍相手の商売だったため苦しい台所事情。そしてついに梅子の夫は、妻に「これ以上君の実家に支援できない。支援を続ければ会社も私たち家族も共倒れになる。」と告げるのだ! 3.梅子の答えはこうだ。「確かに最初は家のために嫌々嫁ぎました。あなたに触られるのも、あなたの子を産むのも本当は嫌で仕方なかった。でも、今となっては、血の繋がった母や兄よりもあなたが私を愛してくれていることは分かっています。私にはあなたと子供がいれば他には何もいりません。」そう言って梅子は実家に絶縁状を叩きつけるのだー! 4.その後、旦那の会社は戦前から続く老舗として持ち直し、高度経済成長の中大きな成長を遂げ、大団円のハッピーエンドである。
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日本に来て継母や継兄姉&音楽学校教師の猛烈なイジメに耐えて、大衆歌手になったナターシャちゃん。 純粋な愛のためにすべてを捨てる強さと行動力をもって、困難を乗り越え、三条くんとハッピーエンド。 この時代、ある意味現実的なハッピーエンドで、変なウソ臭さがなくて良かったです。 この紙数...
日本に来て継母や継兄姉&音楽学校教師の猛烈なイジメに耐えて、大衆歌手になったナターシャちゃん。 純粋な愛のためにすべてを捨てる強さと行動力をもって、困難を乗り越え、三条くんとハッピーエンド。 この時代、ある意味現実的なハッピーエンドで、変なウソ臭さがなくて良かったです。 この紙数でこれだけの大河ドラマを描ける大和さんの力量は素晴らしいなぁ! 今は妙に長いマンガばっかりだもんね(笑)
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