王ドロボウJING(新装版)(1) の商品レビュー

熊倉裕一(著者)

2011/11/06

全7巻。続編「KING OF BANDIT JING」も出てるよ。初期と後期で作風がだいぶ違うけどまとめてレビューしてます。

盗めるものは星さえ盗む「王ドロボウ」が主役のものがたり。
舞台もお宝も小道具ひとつ取っても、とびきり独特なわくわくする世界観に圧倒されます。
台詞回しやデザインセンスもびりびり溢れててとにかく読んでて楽しい！
アメコミの影響があるのか、日本の漫画の文法ではあまり見られない表現があちこちに盛り込まれててそういう意味でも面白い！
けど、裏を返せば「日本の漫画の文法に沿ってない、読みにくい漫画」でもある(特に後期)ので、何も考えずに読むと流れが掴めないかもです。じっくり読むとそれもまた素晴らしい味だけどね！
エンターテイメントでありながら芸術的な性質も強く見える作品です。憧れる！

2011/10/15

なんてったって世界観。鮮やかで（白黒だけど）センセーショナルで、ちょっと毒のあるこの世界観がたまらない。不朽。読んだ当時未成年だったけれど「早く大人になって名前と味の比較をしてみたい」と思った。

2009/10/24

全巻読了。

あの描き込みの量と台詞回しは癖になる。
そしてちょっとしたサービスカット。アダルトな印象が強いけど、下品にならないバランスなのもいい。

個人的に好きなのは「色彩都市の少女編」「JING ON AIR編」。

2009/10/04

この絵も好きだけどなあ。ただちょっと見づらいかもしれないです
そんな事を置いてでも世界観はすごいいい気がする
こういう自分たちから見るとずれてるけどそっちだと当たり前であるって世界がいい

2009/10/04

ボンボンで連載を開始。
当初はそこまで魅力ある絵柄ではなかったが、作者独特の言い回しやファンタジックな世界観はとても魅力的。
３，４巻あたりから絵柄がボンボンには収まる器ではない画力になって、久しぶりにHITした作品だなぁと痛感した作品。

これは一度読む事をお勧めしたい。
個人的にJING ON AIRが一番好き。

2009/10/04

擬音語や背景の文字をローマ字で表したりすることによって、アメコミのような独特の雰囲気を演出している。
そして、いつのまにか独自のファンタジーの世界観に引き込まれる。
巧みな言葉遊びにもセンスが光る。
驚くほどに、書き込まれた街並と登場人物の造形。背景はあまりにも見事。
主人公が盗むのは物体にとどまらず、概念であったりと、哲学に満ちている。この作品はもはや芸術の域に達していると言いたい。

2009/10/15

2巻辺りまでは若さも見えるが、全体的にハイセンスな言葉選びと画風で魅了する。連載していたのはコミックボンボンだが、大人が読むにも十分過ぎるほど耐えうるストーリー。全体的に秀逸。

2009/10/04

ボンボンの連載作品の中で一番好きな作品です。第1巻は連載初期のためかボンボンという少年向け雑誌を意識してなのか、主人公であるジンが大人びていると言うよりかはまだ子供っぽいです。しかし、独特のストーリーと世界観はこの頃からあるのでとても面白いです。

2009/10/04

主人公の王ドロボウ、ジンと相棒のキールが目的の｢お宝」を盗むための冒険を描いた物語。
各巻毎回彼らの前に現れるヒロイン達が魅力的です。
少年コミックボンボンで10年以上も前にやっていた漫画です。センスに惚れました。
初期の絵こそボンボンぽさがありますが後期の絵のレベルはかなりのものです。
話もアメコミを彷彿とさせるアルファベットの擬音、コマ割、台詞回しが特徴的。
絵が面白い分、寡作で、キャラをすぐに忘れるらしく1巻ごとに顔がころころ変わります。
続編がありますが月刊に間にあってないないようです。
早く続きが出ないだろうか。少し哲学的でクールな印象、読んだら解る、その凄さ。

2009/10/04

最高にセンスの良い格好良い漫画（ﾟ∀ﾟ）ジンがすごく格好良くて。この絵柄を見るとファンタジー大好きな血が騒いでゾクゾクします。