ボクの一生はゲゲゲの楽園だ(1) の商品レビュー
漫画家水木しげるの自叙伝マンガ第一巻。 幼少時代のしげるさんの思い出。今だったらあり得ない石合戦や貧しい食生活に児童労働。昭和の庶民の風俗がありありと描かれている。 子供のころから一風変わった子供だったそうだが、多分に"なんとかなる主義"の父親の血をひいてい...
漫画家水木しげるの自叙伝マンガ第一巻。 幼少時代のしげるさんの思い出。今だったらあり得ない石合戦や貧しい食生活に児童労働。昭和の庶民の風俗がありありと描かれている。 子供のころから一風変わった子供だったそうだが、多分に"なんとかなる主義"の父親の血をひいているのかな。そして、そんな彼に妖怪世界への手ほどきをしてくれた"のんのんばあ"。三つ子の魂百までとはいうけれど、将来の姿の原型がここにあるのがすごい。 海軍さんに養子にもらわれるところだったなんてエピソードも。大人になっても軍艦好きでしたしね。
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図書館で手にとって止まらなくなった漫画だ。水木一郎が生まれた時から、漫画家になるまでを描いている。そして、不思議な体験や、様々な出会いから来るキャラクターも忠実に描かれている。 「ゲゲゲの女房」と重なる部分が少々あるが、とにかく水木さんの子供の時期の戦争や、いまとは違う暮らし方、...
図書館で手にとって止まらなくなった漫画だ。水木一郎が生まれた時から、漫画家になるまでを描いている。そして、不思議な体験や、様々な出会いから来るキャラクターも忠実に描かれている。 「ゲゲゲの女房」と重なる部分が少々あるが、とにかく水木さんの子供の時期の戦争や、いまとは違う暮らし方、違った価値観に何度も刺激を受ける。 ゲゲゲの鬼太郎や墓場鬼太郎が好きだった僕は、このルーツになるこの本に出合えてとにかく得した気分だった。
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水木しげるの自伝漫画。外の出来事よりも自分側の歴史に拘って描いたらしい。(他の自伝漫画読んでないから差はわからないが)1巻は産み落とされたその日から境港での好奇心旺盛でのんきな幼少期の様子がのびのびと描かれている。紙相撲とか近所の子供らとの喧嘩、のんのんばあと妖怪のお話、なんとか...
水木しげるの自伝漫画。外の出来事よりも自分側の歴史に拘って描いたらしい。(他の自伝漫画読んでないから差はわからないが)1巻は産み落とされたその日から境港での好奇心旺盛でのんきな幼少期の様子がのびのびと描かれている。紙相撲とか近所の子供らとの喧嘩、のんのんばあと妖怪のお話、なんとかなる主義であまり真剣に働こうとしない父のことなど。初めて夢中で見た朝ドラがゲゲゲ〜で、なんとなく手にとってみたら面白くて止まらない。
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図書館にあったので借りたのだが、改題再編集した文庫版を持っているのだった。 しかし!豪華な解説は単行本でしか読めないのだ。ホクホク。 ・水木先生のこと。(京極夏彦) ・マンガ家は迫力がなくっちゃあ(矢口高雄) ・たくさんのねずみ男たち(タケカワユキヒデ)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自叙伝なんだけど、全部漫画で描かれている。 漫画内で、作者が登場し語ったりする。 出生は鳥取県境港市となってるけど、生まれたのは大阪らしく、ちょっと驚いた。水木しげる記念館には書いてなかった気がする。まぁ生後1か月ぐらいから境港だから、書くほどでもないのかもしれないけど。 内容は、まぁ自叙伝なんだけど、自分のずるさとかを、普通に描いているところにすごさを感じる。 作品自体は小学生までなので、続きが気になるところ。
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