バガボンド(8) の商品レビュー

井上雄彦(著者)

2022/08/29

武蔵と胤舜は引き分けだったが、胤舜が更なる精神的成長を遂げだのが良かった。
「命を奪い合うことなく」という言葉が2人の絆を表していると感じた。
又八も「佐々木小次郎」としての人生を踏み出し、本位田の婆とも再会し、面白い展開になっている。

2017/08/19

武蔵と胤舜の戦いに、ついに決着がつけられます。戦いを通じて、武蔵はもちろんのこと、胤舜もこれまで彼自身がそこから一歩も動くことのできなかった過去の束縛を脱するきっかけを得ることになります。

一方、佐々木小次郎の名を騙る又八は、宮本村を出て彼らの行方を追ってきた本位田のおばばと権叔父に見つかってしまい、情けない姿をさらすこととなります。

2017/06/09

表紙のすっきりした武蔵の表情が印象的な7巻。
胤舜との試合を終え、胤舜の幼少期の話も読者は知ります。
なぜ命のやり取りを胤舜が欲していたのか。
初めて武蔵との試合で命のやり取りを経験し、
初めて恐怖を経験した胤舜。
彼もまた過去から解き放たれて、
すっきりとした表情になるのが読んでいて心地よいです。
「武蔵、また会おう。今度は命を奪いあうことなく」
この言葉がとても素敵です。
男には、こうしてぶつかることで語り合えることもあるのだと思います。

一方の又八は母親と再会し、それでも相変わらずなのですが、
「いつか小次郎が武蔵を倒す」という台詞にはついニヤリとしてしまいます。

2015/04/14

胤舜との決着後のエピソードの語られ方や内容って、悲しいストーリーではあるけど、ありがちな感じも若干したかも・・・。胤舜の魂の描き方も描き過ぎなような気がした。このマンガ、精神の世界にたまに行っちゃうのが気になるなぁ・・・。

2012/08/05

武蔵どんどん強くなるなぁ。

そして・・・
もしかして又八・・・
いい方に生まれ変わるのか・・・？ｗ

2011/11/24

レ。

いんしゅんは山王でなくて仙道だったわ。

又八がオタギリジョーに見えた。

又八の「小次郎が武蔵を倒すだろう」って台詞の浮ついた感じすごいな。
お前じゃ役不足すぎるよと読者全員が思ったはず。
世間一般で言われている「佐々木小次郎」は今どこにいるんだろう。

2011/04/02

出版社／著者からの内容紹介
武蔵と胤舜（いんしゅん）――。2つの闘う魂が、激しく交錯する。この決闘は歴史の闇に刻まれる。

いい戦い。
それは大きく成長させてくれますよね。
命のやり取りというのは今はなかなかやらないこと多いですが、そのくらいの気持ちで何かに立ち向かうというのはとても大事ですよね。
自分もやらねば。。。そう感じてしまいます。。。

2010/06/06

図書館の本

出版社／著者からの内容紹介
武蔵と胤舜（いんしゅん）――。2つの闘う魂が、激しく交錯する。この決闘は歴史の闇に刻まれる。

胤舜と胤栄の原点が見えた1冊。
剣に頼るものの気持ちの原点だよね、きっと。
武蔵も似たところあるし。武士って最初に痛いところからスタートするのでしょうか？
又八、あなたはそれでいいのか？

2010/04/23

「おい…ここからだ
お前の望んだ命のやりとりは」
胤舜の過去に泣いた(T_T)アゴーン
2010/04/23読了@西高図書館

2009/10/04

僕が最も頻繁に読み返せる漫画の一冊です。内容ももちろん楽しめますが、ただ眺めているだけですら楽しめる数少ない漫画ではないでしょうか。一コマがひとつの海外として完成しています。何かを超越している武蔵と小次郎に対して、醜い部分、小心者丸出しの又八の苦悩と葛藤が人間らしく、また寂しげです。

もう連載開始から10年ですよね。これからの展開が楽しみです。