ピアノの森(モーニングKC)(5) の商品レビュー
「既存の枠組みに収まらない才能をどう取り扱うかで意見が分かれる」というのはどの分野にもあることなんかなあ。特に審査によって良し悪しが決まるものは明確な型(採点項目)があるからそこが起きやすそう。
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課題曲・モーツァルト『ケッヘル280』を自分のものに出来ないままコンクール当日を迎えた海(カイ)だったが、会場で出会ったあがり性の女の子・丸山誉子(まるやま・たかこ)を励ましているうちに、自分の抱えている問題解決の糸口をつかんでいく。そして37番・一ノ瀬海、ついにコンクールの舞台...
課題曲・モーツァルト『ケッヘル280』を自分のものに出来ないままコンクール当日を迎えた海(カイ)だったが、会場で出会ったあがり性の女の子・丸山誉子(まるやま・たかこ)を励ましているうちに、自分の抱えている問題解決の糸口をつかんでいく。そして37番・一ノ瀬海、ついにコンクールの舞台へ!(Amazon紹介より)
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カイはカイのピアノが弾けました!会場がピアノの森になる演奏シーンは名場面です。修平くんの顔つきが違ってきて、誉子も魅力が出てきました。3人に絆が生まれるのでしょうか?5巻までずっと面白いまま飛ばしています。快調ですね。
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誉子に敵は自分自身だという海。その言葉は自分に帰ってくるのだった。 完璧な演奏の修平。誉子も海の力を借りて緊張感から解き放たれていい演奏をする。 海は、モーツァルトのイメージに引きずられて阿字野の演奏をし始めてしまうが、途中で気を取り直して演奏を再開する。 それは聴く者を海の世界に引きずり込む演奏だった。
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どんなに小さなステージでも、ステージの上で喝采を浴びる快感を知ってしまうと、後戻りするのが大変なんだそうです。 自分で楽しむだけではなく、人に認めてもらう。拍手をもらう。 もちろんそれは、人に媚びるということではなくて、自分自身を思いっきり表現して、人に認められるということ。 ...
どんなに小さなステージでも、ステージの上で喝采を浴びる快感を知ってしまうと、後戻りするのが大変なんだそうです。 自分で楽しむだけではなく、人に認めてもらう。拍手をもらう。 もちろんそれは、人に媚びるということではなくて、自分自身を思いっきり表現して、人に認められるということ。 それは、やっぱり、ものすごい力があるのだなぁと思います。 誉子のお便所、ほんとにでっかいなぁというのが、今回の発見でした。
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コンクールの採点表。 楽譜を性格にとらえている 音が正確である リズムが正確である 強弱が正確である 正確だけの得点表が支配する。 誉子が落ち着く便所(トイレ) 飼い犬のウェンディの代わりをする海。 便所姫伝説が始まる。 2000年の連載作品。
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すごいコミックに出会ってしまった。すごい、すごすぎる。カイのピアノが聞こえてくるようだった。鳥肌がぼくもたったよ、白石。誉子もよかった。ブラボー、ブラボー!!
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図書館の本 内容説明(BOOKデータベースより) 森に捨てられたピアノ……そのピアノをオモチャがわりにして育った少年・一ノ瀬海は、かつて天才の名をほしいままにしながら事故によってピアニスト生命を断たれ小学校の音楽教師になっていた阿字野壮介や、偉大な父を持ち自らもプロを目指す転校...
図書館の本 内容説明(BOOKデータベースより) 森に捨てられたピアノ……そのピアノをオモチャがわりにして育った少年・一ノ瀬海は、かつて天才の名をほしいままにしながら事故によってピアニスト生命を断たれ小学校の音楽教師になっていた阿字野壮介や、偉大な父を持ち自らもプロを目指す転校生・雨宮修平らとの出逢いから次第にピアノに魅かれていく……!!自分のモーツァルトをモノにできぬまま迎えた初のピアノコンクール。緊張で足がすくむコンクール参加者・丸山誉子を励ましながら、ついに舞台に立つカイ。阿字野や雨宮、誉子そして審査員たちが耳を澄ます中、会場に響いたカイのモーツァルトは……!? コンクール。 ステージマナーも教えないでコンクールに放り込むなんて信じられないけど、漫画と思って我慢(笑) 人前で演奏して初めて音楽が成立する瞬間を海、修平、誉子が経験する。 次は本選ショパンです。
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見所が山のように詰まった5巻。 便所姫のエピソードは弾き始めるまで本当に大丈夫なのか!?とハラハラして見守ってしまった。たくさん出てくるモーツァルトの亡霊、マネから脱却できないカイ、ただ1人(?)の観客、とにかく全てのエピソードが緊張と感動の繰り返しを生んでいる。カイの演奏は会...
見所が山のように詰まった5巻。 便所姫のエピソードは弾き始めるまで本当に大丈夫なのか!?とハラハラして見守ってしまった。たくさん出てくるモーツァルトの亡霊、マネから脱却できないカイ、ただ1人(?)の観客、とにかく全てのエピソードが緊張と感動の繰り返しを生んでいる。カイの演奏は会場で聴いているかのようにピアノの音が聞こえてくる気がした。 そして何より「規格サイズじゃない」この一言につきる。楽器を弾く人だけでなく、全てのチャレンジをする人に勇気を与える言葉ではないだろうか。 「あれを評価したらカンペキを目指してきた他の子に示しがつかない」という審査員のおばちゃんの言う理屈も理解できる。努力した分だけ報われる。それは閉じた世界の中で多くの人が幸せになれる理屈なのだ。しかし閉じた世界が開かれようとする時、その規格サイズがより広い世界で通用するものであるのかが問われることになる。
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あれよあれよと、全国ピアノコンクール予選に出ちゃった野生児・海。てーか、そのラストは如何なの?6巻まで持ち帰れば良かった〜 とか、今更後悔。 のだめのような下品さもあり、本気っぽさもあるストーリーがいいね。
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