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この国の戦争 太平洋戦争をどう読むか 河出新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2022/06/18 |
| JAN | 9784309631509 |
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この国の戦争
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この国の戦争
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商品レビュー
4.4
9件のお客様レビュー
帯に、「神話」より「対話」を! とあるが、まさにそれ。 人は歴史を物語として理解するが、その認知に落とし穴がある、という、冷静になればまあ当然の意見を、何度も、多方面から、手を変え品を変え、しつこく、投げかけてくるのが、奥泉光の小説だ。 ネチネチ、しかしユーモラスに、文体の工夫、...
帯に、「神話」より「対話」を! とあるが、まさにそれ。 人は歴史を物語として理解するが、その認知に落とし穴がある、という、冷静になればまあ当然の意見を、何度も、多方面から、手を変え品を変え、しつこく、投げかけてくるのが、奥泉光の小説だ。 ネチネチ、しかしユーモラスに、文体の工夫、引用の多層性、書く人であると同時に読む人。 ユーモアは奥泉光の生来の志向だと思うが、同時に認識をズラす(物語批判)ための意図的な武器でもある。 その材料を提供してくれる歴史学者との対談が、面白くないわけがない。 上のテーゼに加えて、改めて気づかせてもらったのが、軍部と国民の間に「社会」が挟まる時間的余裕が、日本の近代化にはなかったということ。 このへんが夏目漱石の心の乱れにもつながっているのかしらん。 @ 目次 はじめに(奥泉光) Ⅰ 太平洋戦争とは何かを考えるために 戦争と物語 国民統合の方法としての軍隊 お天道様と公道 民衆にとって天皇とは? 自制を失う「帝国」 主権線・利益線論と物語としての日露戦争 不戦条約と軍隊像の転換 リットン報告書を拒絶、そして満州事変へ …… Ⅱ なぜ始めたのか、なぜ止められなかったのか なぜ満州か 国際連盟脱退と各国の思惑 感情に訴える国民向けの宣伝 陸海軍共通の仮想敵・アメリカ 南進論と三国同盟の要点 変わりゆく「中立」 「もやもや」が消えてゆく 対米開戦の裏側 日本の勝算? 日本的「空気」という謎 …… 【解説コラム】「ポツダム宣言」を読む/「終戦の詔書」を読む Ⅲ 太平洋戦争を「読む」 戦争を支える気分――清沢洌『暗黒日記』 物語を批判する小説――田中小実昌『ポロポロ』 個人と国家の媒体なき対峙――山田風太郎『戦中派不戦日記』 現代日本のこと?――山本七平『一下級将校の見た帝国陸軍』 …… おわりに(加藤陽子)
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歴史学と文学の先鋭が混じり合い、戦争が浮き上がる様はとてもスリリングであり、とても読み応えがあった。
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歴史を学ぶ意義を重く認識させてくれる名著 「歴史は『物語』として理解される」 ここに歴史の面白さと同時に「怖さ」がある 1.国家の統合 ①統治=政治 ②統帥=軍隊 明治は分立 民主国家は政治優位 日本・ドイツは後発国、ゆえに政治の熟成を待てず、皇帝主導・軍優位の国家体制 2.日...
歴史を学ぶ意義を重く認識させてくれる名著 「歴史は『物語』として理解される」 ここに歴史の面白さと同時に「怖さ」がある 1.国家の統合 ①統治=政治 ②統帥=軍隊 明治は分立 民主国家は政治優位 日本・ドイツは後発国、ゆえに政治の熟成を待てず、皇帝主導・軍優位の国家体制 2.日本の稚拙な植民地経営 朝鮮の創氏改名 「文化」最大の難問 ジリアン・テッドANTHROPOLOGY 満洲の犠牲『物語』英霊20万人 戦費10億円 > サンクコスト経済合理性 →満蒙は特殊権益 冷静な議論できず 石原莞爾「日本の生命線」=空論 石橋湛山「植民地経営はペイしない」小日本主義・満洲放棄論 3.対米開戦の意図 「長期持久戦もあり」→帝都空襲・ミッドウェー敗北で挫折 米国 ソ連支援のための対日圧力 対独戦略の要 4.最大の問題は「1944年6月サイパン陥落以降の戦争継続」止められなかった 戦死者の圧倒的多数 しかも餓死者を多く ☆「戦争を止める」国家機能が働かないのが、日本の最大の問題 5.負け方 戦艦大和の特攻 3,000人の若人を殺した 年寄りで出撃は? 6.日本軍の組織論 山本七平 組織の自転 員数主義 事大主義 前例主義 保守主義 形式主義 司馬遷の国家観 皇帝への忖度無く、客観的な歴史叙述 日本は「天皇の皇統に世界構想を見た」
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