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怪奇小説日和 黄金時代傑作選 ちくま文庫
1,100円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2013/11/08 |
| JAN | 9784480431189 |
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怪奇小説日和
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怪奇小説日和
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商品レビュー
3.5
11件のお客様レビュー
タイトルにある【怪奇小説】って何?という定義への疑問がある。カテゴリーはその時々のプロモーションや流行で付けられるからきちんと整理されたものではない。編者の西崎憲によればゴシック・ロマンスとモダンホラーの間の期間に現れた、英米では主に「ゴーストストーリー」、日本では「怪奇小説」と...
タイトルにある【怪奇小説】って何?という定義への疑問がある。カテゴリーはその時々のプロモーションや流行で付けられるからきちんと整理されたものではない。編者の西崎憲によればゴシック・ロマンスとモダンホラーの間の期間に現れた、英米では主に「ゴーストストーリー」、日本では「怪奇小説」ということらしい。つまりゴーストストーリーはロマンスに重きを置かず、ホラーにも重きを置かない、。ではどんな作家がいるかといえば、レ・ファニュからシャーリージャクスンやエイクマンまでだそうだ。なんか納得してしまった。 その観点も踏まえて楽しめたのが次のあたりでしょうか。 先ずはトマス・バークの「がらんどうの男」。「オッターモール氏の手」を書いたあのバークだ。15年前にアフリカで殺した友人が、ある日、自分の営むロンドンの店を訪ねてくる。青白い不気味な顔をしていきなり来た。どうしたら良いかわからない、それがわかるまで店に居させてくれと言う。怖くはない。むしろ薄気味悪い。そしてこれしかないというラスト。これぞ私の思う怪奇小説だ! 次にジョーン・エイケン「マーマレードの酒」。 詩人のブラッカーは自然詩を書くために引っ越してきた家を囲む深い森を散策していてあちらこちらで雉の死体があることに気づく。さらに散策を進めると…いわゆる恐ろしいラスト、奇妙な味の短編だ。これは至って現代的に読める。 そしてレ・ファニュ「妖精にさらわれた子供」。アイルランドに伝わる話を元にしたそうだが、 馬車に乗った貴婦人が手を引いて連れて行くという典型的なパターンだ。日本なら天狗あたりが連れて行くのだが、ヨーロッパでは冷たく怖い黒の貴婦人だ。攫われる子供の話は、子供の頃は怖くて仕方なかったが、今は郷愁をもって読めてしまう。 更にはハリファックス卿「ボルドー行の乗合馬車」。私の好きなリドルストーリーだ。道を歩いていると3人の男が近づいてきて「あそこにいるご婦人にボルドー行の乗合馬車は何時に出発しますか、と聞いてもらえませんか」と頼まれる。快く引き受けたものの、とんでもない事態が彼を待ち受けていた。リドルストーリーとは作中で提示された謎が解決されずに終了する話で、答えは読者に想像させるというもの。有名なものではストックトンの「女か虎か?」やモフェットの「謎のカード」がありますね。日本では芥川の「藪の中」や小泉八雲の「茶碗の中」あたりでしょうか。長編もありますが短編の方がシャープで切れ味が良いですね。 そしてロバート・エイクマンの「列車」。エイクマンは短編集「奥の部屋」も面白かったが、これもいいですね。何が起きてるのか。誰が味方なのか。ラストの閉め方も秀逸です。 さらに言えばヒュー・ウォルポールの変身譚「ターンヘルム」。誰もいない家の中で何かがやってくる恐怖W.F.ハーヴィー「旅行時計」。このあたりが私好みでした。
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そういや海外怪奇?小説ってこんな感じだったな… 突然の死!みたいなEND… ホラーともミステリともいえない合いの子?みたいな…
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西洋の怪奇小説というのは、日本のそれと違って定まったパターンのようなものがなく、とても意外な部分で怖さがあると思う。日本で訳出されているものがとても少ないというのが残念。
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