商品レビュー
4.1
17件のお客様レビュー
歴史と人間の営みが交錯する物語が描かれています。500年の時を経た古書「ハガター」を通じて、ユダヤ人の迫害や宗教の違いを背景にした壮大なドラマが展開され、各時代のエピソードが鮮やかに描かれています。特に、命をかけて本を守った人々の姿や、苦境の中でも信念を持って生きる女性たちの物語が強く印象に残ります。フィクションと実際の歴史が巧みに織り交ぜられ、読み応えのある作品に仕上がっていますが、各エピソードのさらなる深掘りや、主人公の内面的な葛藤についての描写がもっと充実していれば、より一層楽しめたのではないかという声もあります。全体として、歴史の重みを感じさせる美しくも血なまぐさい物語が、読者の心に深く響く作品です。
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サラエボ・ハガダーは、多民族国家存続の象徴である あくまで著者の創作だが、このサラエボ・ハガダーは、スペインでユダヤ人のためにキリスト教的な画風でイスラム教徒の女性がイランの筆を使って描いたことになっている。 正に、このハガダーは他民族国家存続の象徴なのだ。 しかし物...
サラエボ・ハガダーは、多民族国家存続の象徴である あくまで著者の創作だが、このサラエボ・ハガダーは、スペインでユダヤ人のためにキリスト教的な画風でイスラム教徒の女性がイランの筆を使って描いたことになっている。 正に、このハガダーは他民族国家存続の象徴なのだ。 しかし物語終盤になって盗まれてしまう。また主人公は、遂に母親と決別する。 重苦しい迫害の物語だけだったら最後まで読めなかった。 サラエボ・ハガダーがサラエボにある必然。
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その本が守られて受け継がれてきた、ユダヤ人とその宗教文化を追う話だった。いつの時代も、宗教は自分のアイデンティティで伝統で文化。特にユダヤ教の境遇など知ることがなかったので勉強になった。 歴史小説のようでもあり、生き生きと描かれている当時の人々に思いを馳せながらも、古書の謎を追う...
その本が守られて受け継がれてきた、ユダヤ人とその宗教文化を追う話だった。いつの時代も、宗教は自分のアイデンティティで伝統で文化。特にユダヤ教の境遇など知ることがなかったので勉強になった。 歴史小説のようでもあり、生き生きと描かれている当時の人々に思いを馳せながらも、古書の謎を追うワクワク感、ずっしりしていてでも重すぎない書き方、間を挟むように書かれる母娘の確執とサラエボの話、おすすめです。
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本の装丁と修復から判明した些細な謎を元に、現代から逆に時代を遡ってその来歴を明らかにしていく歴史ロマン。宗教も人種も超えて素晴らしい、美しいものを守ろうとする姿には心が打たれる。実際に来歴は分かっていないらしいが、根深く難しい問題を孕んでいる彼の地で、実際にこう守られていたら素晴...
本の装丁と修復から判明した些細な謎を元に、現代から逆に時代を遡ってその来歴を明らかにしていく歴史ロマン。宗教も人種も超えて素晴らしい、美しいものを守ろうとする姿には心が打たれる。実際に来歴は分かっていないらしいが、根深く難しい問題を孕んでいる彼の地で、実際にこう守られていたら素晴らしいのに、と心から思う。 本をめぐる謎が好きな方にはぜひお勧めしたいミステリー。
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