茉莉花官吏伝(十八) 青龍の睛を点ずる ビーズログ文庫

石田リンネ(著者), Izumi(イラスト)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2025/10/15
• JAN: 9784047386297

商品レビュー

2025/11/02

采青国での『人捜し』が解決したのも束の間、青の皇帝のお気に入りである道士が黒槐国と繋がっていることに気付いた茉莉花。このままでは采青国が乗っ取られるかもしれないとなんとか動こうとする茉莉花は、色々あって皇帝・珀陽の再現に挑むことに....。ってあらすじを読んだときはなんのことかと思ったね(笑)その過程のやりとりが第三者としては愉快。茉莉花がどんどん化け物じみていくのだけど、珀陽とのじれじれなやりとりを見てるとだいぶ可愛いので微笑ましい。あと蓮舟から報告書のように届いた『茉莉花官吏伝』の第一話を読んでるときの茉莉花の様子がまた最高だった(笑)
采青国のゴタゴタも無事終わって白楼国に戻り、次は少し落ち着けるのかな？　TVアニメ化も決まったしこれからも楽しみ！

2025/10/25

　囮捜査！あれ？最近他のシリーズでも読んだような気がする。流行りなのかね。無駄に演技力の高い茉莉花にやらせたら、誰でも罠にかかるでしょ。しかし、転んでもタダでは起きないとはこの人の事か。借りた衣装を賭けのカタにするとは。
これで、采青国の王族もバックアップしている罠だと主張できる訳だ。

　でもって、珀陽の再現が不思議だった。うーん、恋する主人公は、いままでそんな事は考えなかったんだろうか？恋に舞い上がって、思いつかなかった？いやいや、茉莉花に限ってそれはないでしょう。ちょい引っかかった。

　で、蛇足の恋愛話が、ホントに付け足しになって来た感がある。今巻で出会って１年というのに、お互い自分の手の入った小物を贈り合うって、進まないにも程がある。作者さん、恋愛系の話は苦手なんだろうな。

　とりあえず、アニメ化決定したらしい。アニメの方がきっと恋愛話が多くなるかなと思いつつ、次巻を楽しみにしておこう。