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いまだ下山せず! 宝島社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 宝島社 |
| 発売年月日 | 2025/08/26 |
| JAN | 9784299071361 |

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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
文体は読みやすい感じはなかったが、のらくろたちの救助から捜索に切り替えなければならない葛藤、常にどっぷりと悲壮に浸かってばかりもいられない日々の生活や感情がある人間味、発見した際の描写、引き込まれた。 地元が長野なので、冬になると遭難のニュースはよく見ていたが、それぞれの遭難にひ...
文体は読みやすい感じはなかったが、のらくろたちの救助から捜索に切り替えなければならない葛藤、常にどっぷりと悲壮に浸かってばかりもいられない日々の生活や感情がある人間味、発見した際の描写、引き込まれた。 地元が長野なので、冬になると遭難のニュースはよく見ていたが、それぞれの遭難にひとつひとつの物語やそれぞれの人生があるのだと改めて気づかされた。
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書店で増補改訂版という言葉といつの間にか無くしていた表紙の写真に惹かれて購入。遭難捜索の本にこんなふうに言うのもどうかと思うし、不謹慎なのだけど、本当に考えさせられて、何度も繰り返し読んでしまうくらい面白い。見つかるまでの点繋ぎのような証言集めは何度も地図を見ながら読み進み、発見...
書店で増補改訂版という言葉といつの間にか無くしていた表紙の写真に惹かれて購入。遭難捜索の本にこんなふうに言うのもどうかと思うし、不謹慎なのだけど、本当に考えさせられて、何度も繰り返し読んでしまうくらい面白い。見つかるまでの点繋ぎのような証言集めは何度も地図を見ながら読み進み、発見のところでは涙が止まらなくなる。謎は謎のままだし、期待していたような補填や改訂では無かったけれど、この本が良いのには変わりないです。
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1987年12月28日から北アルプス槍ヶ岳登頂を目指していた男性三人。 ところが下山する予定の日を過ぎ予定日の1988年1月4日を過ぎても下山することなく遭難。 遭難した三人と同じ登山会ののらくろ岳友会のメンバーである著者と他の仲間たちと遭難した仲間の行方を追い続けた山岳ノンフィ...
1987年12月28日から北アルプス槍ヶ岳登頂を目指していた男性三人。 ところが下山する予定の日を過ぎ予定日の1988年1月4日を過ぎても下山することなく遭難。 遭難した三人と同じ登山会ののらくろ岳友会のメンバーである著者と他の仲間たちと遭難した仲間の行方を追い続けた山岳ノンフィクション作品。 山岳の専門知識が無くても読めるというふれこみが あったので安心しながら読んでみましたが、 基本的な山岳用語もあまり知らなかったので所々分からなかったり、 北アルプスの山自体がどうなっているのか、 それまでの道のりなども分からなかったです。 簡単な地図が掲載されていましたがそれを見ながら 読んでいましたがそれでも彼らの足跡がよく分からなかったのが少し残念でした。 書かれた時代が少し古い年代ということもあるのか、 それとも著者の文章の書き方が独特なのか 他の作品を読んでいないので分からないですが、 一つの文章が長くて文字が詰まりすぎているような 感じで妙に癖があって読みにく印象でした。 登場人物も多いのでこれも頭の中が混乱しそうでした。 けれど、同じ仲間だった人が遭難されてしまったという 現実を受け入れつつも、何処かでまだ生きていて欲しいという 強い気持ちが捜索を進めるごとに強くなり、 そして当時同じように北アルプスを目指して登頂していた パーティーの人達からの証言を辿っていくと真実が 徐々に見えていき完全に遭難してしまった現実を 受け入れるまでの気持ちがとてもリアルでした。 そしてそのまま悲しい対面と繋がってしまうのも心苦しかったです。 どんなに完璧に準備をしていっても、 大自然を前にしてしまったら人間の力なんて微々たるものだというのがこの作品でもよく分かるので、昨今、登山ブームも再来されているので、 高い山に登頂を目指さなくても低い登山であっても 山に登る際には細心の準備をして登らなければいけないということをこの作品は教えてくれたと思います。
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