孤高の電波美少女と恋で繋がったらギガ重い 電撃文庫

神宮寺文鷹(著者), MAIRO(イラスト)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2025/06/10
• JAN: 9784049162318

商品レビュー

2025/07/26

電波美少女である貴家雲雀は一つの世界を持っていた。伏線がかなり作りこまれていて、最初は普通のラブコメかなーって感じで読んでいたのですが、どんどんいろいろな世界線が積み重ねられてきて、読んでいてワクワクしていきました。 罰ゲームで告白したはずなのに、彼女に最初から好感度抜群の将臣くんがすごく素敵でしたね。彼女をどんどん好きになっていく彼がかっこよくて、すべてを受け止めれる彼がかっこいいなと思いました。 雲雀をそっと見守って支える彼にどんどん好きになっていく雲雀の過程がすごく丁寧で理想の彼氏象だなと思いました

2025/07/11

電波的発言で他人を寄せ付けない美少女に罰ゲームで告白したらOKされた男子生徒の話。

電波な発言だと思っていたらそれが本当にあって世界が危機にーー的なお話かと思っていたら少し違った。
いやまあ似たようなもんだけど。

女の子を助けるヒーローの王道展開はやっぱり良いよね。
ただ、少し冗長と言うか回りくどい展開が多いのでもっと直截的でも良いのにと思った。
そうすればもっと開放感があったと思う。

ちなみにあの薬は治療薬というよりアストラルサイドに行ける薬だよなあ。なんかそれはそれで需要がありそう^^

2025/06/19

　文体とか雰囲気はどちらかといえば現実寄りだけど、ヒロインによる突飛なセリフの数々によってオンリーワンな雰囲気に仕上がっている作品。たまに出る癖つよ系に当てはまるかな？　でもこの雰囲気からバトルもの特有の固有名詞がバンバン発信されていく場面はかなり好きだったりする。というかルビ振り結構センスあると思うのですが？

　最初こそ何とも言えない緊張感が漂ったり緩まったりの繰り返しだけど会話やイベントを経ていく内に、お互いを段々と知っていく内に強固な関係性に仕上がっていく上質なラブコメだったようにも感じる。