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揺籃の都 平家物語推理抄 ミステリ・フロンティア
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2022/06/30 |
JAN | 9784488020187 |
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揺籃の都
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商品レビュー
4.1
16件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
くうーっ!《相剥ぎ》の話が伏線だったとは! 事件当時の時刻を追いかける謎解きは面倒だけど、トリック崩しと嘘つき探しは見事。堪能しました。 しかしこれ、知盛贔屓からはクレームが付くんじゃないか…とか思いながら読み進んでたらば。 あっらー、さすが。 謎解きの一歩上を行く、相国の深謀遠慮ったら、どうよどうよ。しかもこのタイトル…。 福原遷都の歴史的新解釈〜!! あと、《袖香炉》って風流ね。
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前作「蝶として死す」が見事な平家物語の連作ミステリーでしたが、それに続く頼盛を主人公とした第二弾の本作は長編! 平家一門の福原遷都の頃を舞台に、清盛の館で起こる怪事件の謎を平頼盛が調査にのりだすが―― あの時代の文化風俗を描きつつ、丁寧なネタのちりばめ方と清盛の息子達との駆け引...
前作「蝶として死す」が見事な平家物語の連作ミステリーでしたが、それに続く頼盛を主人公とした第二弾の本作は長編! 平家一門の福原遷都の頃を舞台に、清盛の館で起こる怪事件の謎を平頼盛が調査にのりだすが―― あの時代の文化風俗を描きつつ、丁寧なネタのちりばめ方と清盛の息子達との駆け引き、さらには推理合戦と盛りだくさんで密度の濃い一冊でした。
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京から福原へ遷都を強行した時期の平清盛邸で起きた怪事件。平家にとって不吉な夢を見たと喧伝していた青侍が逃げ込んだはずの清盛邸から姿を消し、翌日雪の中屍で発見される。同日清盛の寝所から平家を守護する小長刀が消え、物の怪騒ぎが起き、更に事件が続く。源頼朝との内通を疑われる四面楚歌の状...
京から福原へ遷都を強行した時期の平清盛邸で起きた怪事件。平家にとって不吉な夢を見たと喧伝していた青侍が逃げ込んだはずの清盛邸から姿を消し、翌日雪の中屍で発見される。同日清盛の寝所から平家を守護する小長刀が消え、物の怪騒ぎが起き、更に事件が続く。源頼朝との内通を疑われる四面楚歌の状態で平頼盛は全ての事件の謎に挑む。清盛の息子の宗盛・知盛・重衡三兄弟との推理対決が面白いし、この時代背景を活かしたトリックも秀逸。読み返せばちゃんと提示してあるし。平安貴族の生活事情もしっかり語られていて興味深い。寝殿造りの構造が良く判らなかったのでネットで調べながら読み進めた。ネット万歳。最後の清盛vs頼盛のタイトル回収からのラスト一行がまた良い。皆腹黒いのぉ。
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