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チェコに学ぶ「作る」の魔力
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チェコに学ぶ「作る」の魔力

あまのさくや(著者)

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チェコに学ぶ「作る」の魔力

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 かもがわ出版
発売年月日 2022/05/26
JAN 9784780312218

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商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2023/06/19

岩手県で地域活性化の第一線で活躍されている絵ハンコ作家、あまのさくやさんによる、チェコの「ものづくり文化」を紹介する本。ゆるいけれどもシンプルで優しさのある絵ハンコ作品が沢山登場し、温かみのある雰囲気の1冊になっている。 チェコ語の使用が禁止されていた時代は、唯一チェコ語の使用が...

岩手県で地域活性化の第一線で活躍されている絵ハンコ作家、あまのさくやさんによる、チェコの「ものづくり文化」を紹介する本。ゆるいけれどもシンプルで優しさのある絵ハンコ作品が沢山登場し、温かみのある雰囲気の1冊になっている。 チェコ語の使用が禁止されていた時代は、唯一チェコ語の使用が許されたマリオネット人形劇で何とか母国語を持続させ、海外旅行が禁止されていた時代は、郊外の森林でバラック小屋ならぬ、立派な手作りの別荘を建てて、週末を楽しく過ごしたそうだ。 ハプスブルグ帝国やナチス、ソ連など、強力な権力と暴力に何百年も翻弄されてきたチェコの人達が、その厳しい環境においても周囲の環境をフルに活用して、何でも手作りでこしらえ、精神面で豊かな生活を営んできた歴史を垣間見ることができた。 最近流行のテレビ番組「ポツンと一軒家」に出演される方々が、家や道路などを手作業で整備する姿を見て、その苦労と精神力の強さに感動させられるが、チェコの方々にも、同じ雰囲気を感じた。もちろん、チェコの人達全員が、手先が器用で物持ちが良いとは限らないのだが、ものづくりという行為の魅力、作り手たちの魅力を味わうことができる。

Posted by ブクログ

2023/01/23

チェコは訪れてみたい国の一つ! お気に入りの雑貨店が買い付けているチェコの商品は、糸ボタンやビーズ等ハンドメイド関連のものが多い。 手作業が苦手で使い道がなくても汗、それらを眺めているだけで不思議と心がほぐれていく。手作業が苦手だからこそ、「”作る”の魔力」でそれらを生み出した国...

チェコは訪れてみたい国の一つ! お気に入りの雑貨店が買い付けているチェコの商品は、糸ボタンやビーズ等ハンドメイド関連のものが多い。 手作業が苦手で使い道がなくても汗、それらを眺めているだけで不思議と心がほぐれていく。手作業が苦手だからこそ、「”作る”の魔力」でそれらを生み出した国を訪れてみたいのである。 一方著者(はんこ作家、チェコ親善アンバサダー)がチェコに惚れたきっかけは、大学時代に見たチェコの人形アニメだった。その後個人旅行を皮切りに自身の作品を売り込みに現地を訪れたりと、積極的アプローチを続けている。 今回彼女が誘なうチェコのモノづくり旅は、雑貨はもとより更に奥深いところまで踏み込んでいる。訪問コースも現地の村から、日本に住む出身者やゆかりのある方々と、なかなかの広範囲。 これまた自作のはんこやイラストを使ってチェコの歴史や地図、そして人々のハンドメイド作品を1冊に凝縮している。(さすが「モノづくり」のコンセプトによく合っている^ ^!) 数ある作品や作り手の共通点を挙げるとしたら、 ①社会主義時代の影響を受けている ②オリジナリティーがある だろうか。 かつてチェコスロバキアは、ソ連型社会主義が導入され独裁状態にあった。物資は常に不足しており、娯楽も非常に限られていた。(アニメなんて、自国以外ではソ連の作品しか放送されていなかったという) そのため人々は日用品から建物に至るまで、材料を自分達で調達し製作。自ずとモノづくり精神が磨かれ、オリジナル作品を作り出す楽しみも生まれるようになった。 「ハタ」と呼ばれるプチ別荘もその一つ。 やはり社会主義時代の影響から来ており、少しでも発散できるよう多くの人が自身の「ハタ」を設けるようになった。 遠くても車で2−3時間で移動できる、自然豊かな場所が立地条件。無論建物(コテージのイメージ)も一から手作りだし、そこでの過ごし方も多種多様である。 日本の「別荘」は贅沢だが、チェコの「ハタ」はいい意味で質素。そんでもってクリエイティブ!自分が「ハタ」を持っても読書だけで一日潰しそうだから、一度お招きいただいてアクティブな見本を拝見したい笑 ①の時代ではないが第二次世界大戦下の文芸雑誌「VEDEM」も、ある意味オリジナリティー、編集・寄稿者らの意志が強く刻印されていると思う。 発行したのはチェコのテレジーン強制収容所(かのアウシュヴィッツへの中継地を担っていた)にいた13−15歳のユダヤ人少年達。「VEDEM」とは「僕たちは導く」の意味で、雑誌は極秘裏に発行されていた。知られでもしたら酷い目に遭いかねないのに、それでも彼らは自由に表現することを諦めなかった。 著者の「作るという行為は強い活力を与えてくれることもある」という言葉が見事に当てはまる。 ③何より手を動かせば気持ちが紛れるし、あわよくば悩みが吹き飛ぶことだってある。 もう一つ、共通点を発見した。

Posted by ブクログ

2022/10/19

国民性という言葉で 一くくりにするのは 好きじゃないんですが このチェコの人々の 作る力と言うのは やっぱり 国民性としか言いようがないよ 別荘「ハタ」や チョコの人形アニメーションなど 作るのが好き というか もう 息してるのと同じように 作っちゃうチェコ気質 とても魅力的でし...

国民性という言葉で 一くくりにするのは 好きじゃないんですが このチェコの人々の 作る力と言うのは やっぱり 国民性としか言いようがないよ 別荘「ハタ」や チョコの人形アニメーションなど 作るのが好き というか もう 息してるのと同じように 作っちゃうチェコ気質 とても魅力的でした

Posted by ブクログ

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