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リメイク! フレーベル館文学の森
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | フレーベル館 |
発売年月日 | 2022/04/22 |
JAN | 9784577050743 |
- 書籍
- 児童書
リメイク!
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6年生になった由希は、手芸クラブの部長になることに。 バザー品を「だっさい」と言われて見返してやりたいと、新しいバザー品をと考える由希。 同じ頃、PTA部長になった由希のママも、慣れないリーダー業に大変そうにしている。 「作り直す=リメイク」の毎日が始まった! 手芸クラブを通して...
6年生になった由希は、手芸クラブの部長になることに。 バザー品を「だっさい」と言われて見返してやりたいと、新しいバザー品をと考える由希。 同じ頃、PTA部長になった由希のママも、慣れないリーダー業に大変そうにしている。 「作り直す=リメイク」の毎日が始まった! 手芸クラブを通してジェンダー差別について考え、由希の成長を描く。 * 明るくて清々しい物語。 まっすぐに向かっていける由希がカッコいい。 モヤモヤした感情も、後悔も、きちんと向き合って言葉にして解決していく姿は理想的だ。 物語中にも出てくるけれど、私の時代は女の子は家庭課、男の子は技術で、男女の区別も差別も大きかった。 差別(区別)なく学ぶことは当たり前の現代だけど、性別を偏見や色眼鏡で見てしまうところはなかなかなくならない。 それは子どもたちも同じ。 完璧に差別を撤廃することは難しい。 だけど、その考え自体を「作り直す=リメイク」してより良い社会にしていくことはできるはず。 そんな希望を持てる物語。
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四年生から続けている学校の手芸クラブ。六年生で周りに推し進められてクラブ長をやることになってしまった。「しっかり者の由希がやってね」と半ば押し付けてきた同じ六年生の友達の莉奈は副部長、書記は四年生で立候補した男の子のひかる。初日からひかるは反抗的でやりづらい。そんな中、七月のPT...
四年生から続けている学校の手芸クラブ。六年生で周りに推し進められてクラブ長をやることになってしまった。「しっかり者の由希がやってね」と半ば押し付けてきた同じ六年生の友達の莉奈は副部長、書記は四年生で立候補した男の子のひかる。初日からひかるは反抗的でやりづらい。そんな中、七月のPTAバザーでだすはぎれをリメイクして作る手芸品の話し合いで一悶着が起こった。例年通りの物でいいと思っている由希に対して、ひかるはだっさい物を作って売りたくない、みんながほしいと思ってくれる物がいいと言う。莉奈まで、すごい、素敵って言われるような物を作って売りたいと言う始末。ぎこちない雰囲気になってしまい、バザーは一体どうなってしまうのだろうか。 小学生向けで、スポーツや運動部のお話はたくさんある印象ですが、こういう文化系クラブのお話はあまり見かけないなあと気になって手に取った一冊です。 手芸クラブを中心に、長女と末っ子という友達関係、後輩との関係、家族も絡んだ男女の性差別、それら全部を含めた、自分という個と他人の関係性について、とても丁寧に描かれたお話でした。 私自身、主人公と同じ長女という境遇だったため、前半は感情移入し過ぎて主人公以外の人にひと通り腹が立ってイライラしてしまうほどでした。読み進めると、それぞれ皆、それぞれの事情があるのだということや、主人公の由希が皆のいいところや自分にはないところを見つけて、バザーを成功させるという共通目標に向けて協力し合う姿に目頭があつくなりました。
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男女でやることを区別、決めつけるというような考え方をするのはもう古い、良くないと分かっていても無意識にしてしまっているのかもと思わされました。
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