時間がない!?消費税インボイス導入へのサクセスロード 課題の整理とアプローチ

金子真一(著者)

• 販売会社／発売会社: 税務研究会
• 発売年月日: 2021/10/26
• JAN: 9784793126390

商品レビュー

2022/07/23

インボイス導入までのタスクを整理するためのコンパクトな実用書。
実用書だから仕方がないのかも知れないが、不正確な表現（「取引先に迷惑がかかる」、「消費税は預り金である」等）が散見される。
「インボイスの担当者になったばかり」という方なら読んでも悪くないですよ、といったところでしょうか。

2021/12/06

”免税事業者のままだと、販売先に消費税を2度支払わせることになり、迷惑をかけることになります”

免税事業者なのだから、販売価格に消費税入れることがそもそもないはず。消費税入ってなければ販売先が消費税支払うことにならないのでは？
それとも消費税って免税事業者でも税込価格で販売しなければいけないの？

p.47,48
”免税事業者のまま得意先に迷惑をかけない方法”
う～ん、なぜ免税事業者のP/Lにむりやり借受消費税の項目を載せなければいけないのかわからない。
今まで販売先には税込1,100円で販売していたのなら、免税事業者なのだから本体価格1,000円で借受消費税の項目削除でいいと思うけど。

”これまで利益となっていた消費税分が減少します”
↑
それこそ益税と言われているものでは？インボイスは益税つぶしなのだから当然の結果ですよね？

わからないなあ。
天秤にかけるのが「最大100万円の消費税負担する」か「得意先に１０％コストアップの迷惑をかける」
って、前者は消費税なら負担して当然だし、後者は税込価格で販売しなければ迷惑かけないですよね？
免税事業者の負担はせいぜい自身の仕入れで仕入税額控除が出来ない分の仮払消費税分の負担をする、ということだと思うので、仕入が多い小売などでは課税事業者になった上で簡易課税制度使えば良さそうな気がするのだけど

どうも専門家の言ってることは実務作業者にとって意味がわからんことがあって困る。

あと、この本は、簡易課税方式、個別対応方式、一括比例配分方式の選択について、予め知識がある人向け（一応説明は載ってますが）。簿記を知ってる人向けです。