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怪奇小説集 蜘蛛 角川文庫
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怪奇小説集 蜘蛛 角川文庫

遠藤周作(著者)

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怪奇小説集 蜘蛛 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2021/08/24
JAN 9784041116371

怪奇小説集 蜘蛛

¥220

商品レビュー

3.8

8件のお客様レビュー

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2024/04/22

針を読みたくて読んだけれど、怪奇小説の名の通りホラーというよりも奇妙な風味を楽しむ短編集。 説明が足りない印象ではあるけれど、描写が適当なのでそれが更に風味を濃くしていて物足りないとは思わなかった。 第三者の視点が描かれている中で、ふと読者の視点が入っているように感じた。読者自身...

針を読みたくて読んだけれど、怪奇小説の名の通りホラーというよりも奇妙な風味を楽しむ短編集。 説明が足りない印象ではあるけれど、描写が適当なのでそれが更に風味を濃くしていて物足りないとは思わなかった。 第三者の視点が描かれている中で、ふと読者の視点が入っているように感じた。読者自身も目撃者の1人であるように錯覚させられた。

Posted by ブクログ

2023/02/16

今の時代にそのままかぶせたら怪奇というには物足りなさを感じてしまうかもしれません。 でも私は好きです。心臓を直撃するような恐怖より背中にじりじり感じるこの雰囲気。いい意味で嘘も誤魔化しも通用した時代なのかもしれないですね。そういえば幼い頃テレビでよく幽霊特集みたいなのがあってわく...

今の時代にそのままかぶせたら怪奇というには物足りなさを感じてしまうかもしれません。 でも私は好きです。心臓を直撃するような恐怖より背中にじりじり感じるこの雰囲気。いい意味で嘘も誤魔化しも通用した時代なのかもしれないですね。そういえば幼い頃テレビでよく幽霊特集みたいなのがあってわくわくして見ていたなぁ

Posted by ブクログ

2023/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

注! 一部ネタバレ ★4つは相当おまけ(^^ゞ 今の基準に照らすならば、3つくらいが適当だろうw にも関わらず4つにしたのは、この時点ですでに現在の「実話怪談」と呼ばれるものの原型のほとんどが出来上がっているように感じたから。 もちろん、某出版社から出ている「実話怪談」のように、実話怪談好きの実話怪談好きによる実話怪談好きのための「実話怪談」みたいな非現実的な怖さはない。 ていうか、どれもたいして怖くない(爆) ただ、この本には「実話怪談」ではない、「誰かが体験した怪談って、おそらくこんな感じだろうなぁー」と納得出来る良さがあるように思う。 例えば、「時計は12時に止まる」の冒頭にある、“最近、某誌に載った東京下町の幽霊屋敷なども、実際に調べてみると、近所の人はそんな話は知らないと言う”なんて、実際はそういうものだろうなぁーって。 そういう、“クスッと笑える、程良い怖さ”がいいんだと思う。 そんな程良い怖さで、今となってはやや陳腐とも思える話ばかりのこの本だが、唯一「霧の中」という話はよかった。 予言めいた夢を見ることに悩む女性の話なのだが、ミョーに展開が読めないところが面白い。 唐突なラストも、短編ならむしろこれでいいんだろうと。 ていうか、これ。 確か、講談社文庫版は読んだはずなのに、一切憶えてなかったのはなぜなねだろう?(^^ゞ

Posted by ブクログ

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