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廃仏毀釈 寺院・仏像破壊の真実 ちくま新書1581
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廃仏毀釈 寺院・仏像破壊の真実 ちくま新書1581

畑中章宏(著者)

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廃仏毀釈 寺院・仏像破壊の真実 ちくま新書1581

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2021/06/10
JAN 9784480074072

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廃仏毀釈

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商品レビュー

3.9

12件のお客様レビュー

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2024/12/10

前回の読書会でお借りした本、その2。 昔から興味はあったけど、その本質をまったく知らなかった廃仏毀釈について、読書会では修験道の視点からプレゼンされていた本書。 わたしは昔から神社仏閣…とりわけ神社が好きで、大きさの大小に関わらず立ち寄れる機会がある神社にはなんとなく足を運ん...

前回の読書会でお借りした本、その2。 昔から興味はあったけど、その本質をまったく知らなかった廃仏毀釈について、読書会では修験道の視点からプレゼンされていた本書。 わたしは昔から神社仏閣…とりわけ神社が好きで、大きさの大小に関わらず立ち寄れる機会がある神社にはなんとなく足を運んでしまう傾向がある。 由緒を読んで、御祭神を認知しては、 「なるほどここの神様はあの系統だね」 とかなんとか分かったような気になりながら参拝していたんだが…。 今までの神社参拝の経験を根底から考え直す、ある意味、自己破壊を余儀なくされるようなめちゃくちゃエキサイティングな本だった! 神仏習合の歴史が1000年以上あったことも全然意識したことがなかったし、その習合の度合いにも全くの疑問を持たず、参拝してきた神社仏閣はずーっと何百年もほとんど同じような感じで祀られてきたものだと考えていた。 そもそも由緒書きにある神様の名前も、古事記や日本書紀に出てくるし、皇室ゆかりの神様なんだろうな、とか、物凄い恨みを持ってたから祟りをおそれて祀られたんだろうな、とか、表面的な情報だけで納得していたんだが、廃仏毀釈による暴力的な、寺院・仏像の破壊行為うんぬん以前に、日本の土着の神々についてちゃんと考察したことがなかった自分に驚いた。こういうこと、他にもいっぱいありそう。 内容は、神と仏が習合していった過程、日本各地の神社仏閣が以前はどのように祀られていて、明治政府の神道国教化により行われた廃仏毀釈とはどのようになされたのか、また、これを経て本当に神仏は完全分離がはたされたのか、暴力的な仏教に対する行為は本当に各地で行われていたのか、などなどいろんな文献をあたりながら、時に資料写真を交えて明らかにしていく。 江戸時代、寺請制度が始まる頃には既に廃仏毀釈への種がまかれていたという話は歴史の中でよくある傾向としてとても興味深い。 それでも尚、仏像や仏塔を守ろうとする民衆の動きも理由はさまざまにせよとても面白かった。 これは今後の神社参拝に対する心構えや見方が、変わる私にとってのエポックメーキングになる本。 本書にあった安丸良夫の「神々の明治維新」も読んでみたくなった。

Posted by ブクログ

2023/07/03

明治維新と共に語られる廃仏毀釈、1000年も続いていた神仏習合が、なぜ廃されたのかと思っていたが、この本を読み理解が深まった。 今ある神社、寺が元々 習合していたこと、その面影を今度探しに行ってみよう。

Posted by ブクログ

2023/03/03

明治以前、大半の神社は神仏習合で神も仏も、神殿も仏堂も区別なく同居し、神前の仏像に僧侶が読経したり神に奉仕するカオスな世界が「神仏判然令=神仏分離令:神祇官事務局達慶応4年3月28日」で『中古以来、某権現或ハ牛頭天王之類、其外仏語ヲ以神号ニ相称候神社不少候、何レモ其神社之由緒委細...

明治以前、大半の神社は神仏習合で神も仏も、神殿も仏堂も区別なく同居し、神前の仏像に僧侶が読経したり神に奉仕するカオスな世界が「神仏判然令=神仏分離令:神祇官事務局達慶応4年3月28日」で『中古以来、某権現或ハ牛頭天王之類、其外仏語ヲ以神号ニ相称候神社不少候、何レモ其神社之由緒委細に書付、早早可申出候事神社』と仏教用語で神を名乗る神社は由来を書面で提出させられた 仏具(仏像・鰐口・梵鐘)を取り除かされ、十日前の通知で僧侶は俗人(=復飾)となる命令があるので・・・仏教・・・詰んだ(´・ω・`) 全ては神祇官、謎の支配があったのだ 羽根田文明「仏教遭難史論」 ・・・古制に則り神祇官の設置となった。この神祇官は古例のごとく、太政官各位の上位にある独立の官衙である。慶応四年すなわち明治元年二月、神祇官最初の総督は白川三位、大輔が亀井茲監(かめい これみ:前に排仏主義を実行せる、津和野藩主)その他、正権判事も、みな排仏家の国学者、儒者であったから、神祇官は、あたかも排仏者の集合団体の如くであった。(平田国学派沢山) そして全国で悲惨な実例が本書で語られる(読めw) 新しい権力が生まれる時、支援団体が主張する極論とかも(余り興味が無い時は任される)採用されてしまう 今の日本で政権交代がなされた時に、共産主義の様に自国の繁栄よりも主義主張が重要な場合、環境至上主義の様に極端に非生産的な国益を害する国家運営とか、差別主義排斥者の様に日常の些細な事を対立軸に特定のマイノリティ擁護を国是として貧弱な国力を擁護者に注ぎ込む・・・いびつな世界は明治初期同様に令和のはじめに起きているんですよ( ゚Д゚)コワッ

Posted by ブクログ