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漱石センセと私 潮文庫
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漱石センセと私 潮文庫

出久根達郎(著者)

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漱石センセと私 潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 潮出版社
発売年月日 2020/12/05
JAN 9784267022678

漱石センセと私

¥330

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2021/02/04

漱石センセと私、の私は夏目漱石が愛媛の松山で暮らした際の下宿先の孫娘で、後に久保猪之吉の妻となった旧姓宮本ヨリヱさんです!・・・夏目漱石しか分からないけど。 無垢な少女が文通を通じて温め育んだ恋心を実らせ、賢い妻として夫の心を支えた物語。 ヨリヱ(より江)さんは同時代の錚々た...

漱石センセと私、の私は夏目漱石が愛媛の松山で暮らした際の下宿先の孫娘で、後に久保猪之吉の妻となった旧姓宮本ヨリヱさんです!・・・夏目漱石しか分からないけど。 無垢な少女が文通を通じて温め育んだ恋心を実らせ、賢い妻として夫の心を支えた物語。 ヨリヱ(より江)さんは同時代の錚々たる文人と交流を持ち、漱石を含む小説の登場人物のモデルにもされた美少女で、ご自身も文才に恵まれていた方だそうです。作中、いくつかの和歌が紹介されていますが、シロウトにも「ほぉ。わかるわかる」と頷きたくなるものもあり、ほんわかといいなぁ、と楽しませていただきました。 ヨリヱの母や祖母の結婚エピソードなど、なかなかドラマチックで面白かったですが、ヨリヱ自身の方はもうひとつ、クライマックスに盛り上がりが欲しかった気がします。猫で終わりはちょっと物足りなかった。(個人的好みの問題ですが。) 夏目漱石との直接の絡みよりも、同じ女で、さばけた気性と時代に囚われない漱石の妻鏡子との交流が厚い。丁度新聞の連載小説で漱石と鏡子の話が佳境であり、どちらかというと鏡子に感情移入。

Posted by ブクログ

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