医者の家族がアルコール依存症になったわけ

久野良夫(著者)

• 販売会社／発売会社: 風詠社/星雲社
• 発売年月日: 2020/11/11
• JAN: 9784434279423

商品レビュー

2021/03/05

辛いなぁ。家族や周りも辛いが、本人も辛い。そして読んでる自分も辛い。アルコール依存は怖い。簡単に手に入るだけに
しかし、ぶっちゃけ当人は意識が薄い。この本の当人もそうだし、自分もそうだ
違う人も居るし、寛解した人も居るから、段階はあるんだろう
自分は正直、本気で酒を止めようとは思ってない
というか「諦めてる」。飲まない意志を貫けるとは、思ってない。飲み出して途中で止める意思は更に無いだろう
これは今までの何年間も、治療にかかる前の何十年かも、また死ぬまでも同じだろう
結局、「今日は飲まなかった」を積み重ねるしかない。そもそも完治なんて無い。溢れたミルクは戻らない。何らかの閾値を超えて脳が変質した？以上、どうしようもない。アレルギーと一緒だろう
依存する原因も様々だ。そもそも理由が1つでも無い。生活の浮き沈みで複数ある事もあれば時期に応じて違う理由が出てくる事も普通だ
アルコールから薬物に進む事もあれば、別の依存に移ったり幾つも重なる事もある
死ぬまで折り合いをつけるしか無い、と医者にかかって6年目の自分は改めて思いました。まる