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キャッシュレス・マーケティング ウィン-ウィンの仕組みを築く
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日経BPM |
発売年月日 | 2020/10/17 |
JAN | 9784532323530 |
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キャッシュレス・マーケティング
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キャッシュレスは間違いなく進む。 それが、どう進んでいくのか? そして、進んだ先に何が待っているのか? こういう視点で考察すると、意外にも今まで語られていた文脈とは違う点が見えたりする。 事象を正しく捉えるには、まずは現状を認識することから始めるべきだ。 それも歴史から学ぶことが...
キャッシュレスは間違いなく進む。 それが、どう進んでいくのか? そして、進んだ先に何が待っているのか? こういう視点で考察すると、意外にも今まで語られていた文脈とは違う点が見えたりする。 事象を正しく捉えるには、まずは現状を認識することから始めるべきだ。 それも歴史から学ぶことが大切なのだろうと思う。 歴史を流れで捉えてみると、改めて見えてくる世界がある。 それが「お金」という世界だ。 単純に貨幣や紙幣の歴史も興味深いのだが、ここ数年間の「キャッシュレスへの流れ」を見るだけでかなり面白い。 現金の取扱いが極めて安全な日本という国。 クレカなどのインフラがある程度整っていたが故に、モバイル決済が進みにくくなってしまった日本。 これら背景の影響で、キャッシュレス化への転換に対するモチベーションが低かったのは事実だ。 キャッシュレス化することで、目に見えるメリットがあれば、転換のモチベーションも高まるだろう。 例えば「売上が増える」となれば、キャッシュレス化は進むと思うが、事はそう単純ではない。 キャッシュレス化が進んでも、現金が何かに置き換わっても、売上そのものが増えるとは考えにくいからだ。 考えて見ればそれはその通りだろう。 他のモチベーションで言えば「手間や経費が下がる」も要因にはなり得る。 しかし本書でも記載があるが、例えキャッシュレス化は進んだとしても、現金の流通量がゼロになることはない。 それであれば、店舗などでのレジ締めの手間はあまり軽減されないのではないだろうか。 これも置き換えのモチベーションとしては、あまり高まらないということになってしまう。 こういうトピックだけで、自身の思考を巡らせてみるのも面白い。 確かに今まで気づかなかったことに気がつくものである。 果たして「キャッシュレス化」とは、誰が一番得することなのだろうか? 確かに現金決済ではなく、キャッシュレス化すれば、購買データは確実に貯まる。 それを元としてマーケティングに活かせるのも事実。 しかしそれによって本当に「売上が増える」のか? 考えれば考えるだけ難しさだけが頭をよぎってしまう。 それは「自分ならどうするだろう」という問いや、「キャッシュレス化でこうなってほしい」という願望があるからだろうと思う。 未来でテクノロジーが益々進化すれば、キャッシュレス化と並列して、AI化・ロボット化も当然に進む。 そういう時代には、空気を吸うように買い物も自動化されていくのだろうか。 歯磨き粉が切れて自動で補充されるのはありがたいが「今日のランチは、パスタ?定食?ラーメン?」なんて思考を巡らさせただけで勝手に家に届いてしまっては迷惑この上ない。 「このスポーツカー格好いいな」なんて考えただけで、勝手に何千万円もする車がキャッシングされて届けられてもそれこそ困る訳だ。 何でもかんでも自動化されればよいという話な訳がない。 購買データは確かに貯まるかもしれないが、それもほんの一部なのかもしれない。 生活のすべての決済を、例えばAmazonや楽天などの1社で完結させない限り、購買データは結局不完全なものとなってしまう。 現在日本で普及しているクレカもQRコードも、1~2社で独占という状態にはなっていない。 各社に分散している以上、これも購買データはいつまでたっても不完全なままと言える。 そんなデータで、果たして正しく買い物を判断してくれるのだろうか。 キャッシュレス化が進むのは間違いないと思うのだが、それによって誰が一番恩恵を被るのか。 やはりもっともっと思考実験をしていく必要がありそうだ。 そういう考えるきっかけになる本だとは思う。 やはり日本の状況を考え、キャッシュレス化することで全体のお金の流通量(総量)が増やすのであれば、インバウンドに対応するということか。 旅行者向けに買い物をしやすくする。 サービス面を向上させることは、それは旅行者にとってもメリットだと言えるだろう。 いずれにしても、他の視点も出てくるかもしれないので、もうちょっとキャッシュレス化のことについて調べてみたいと感じたところである。 (2022/6/7)
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とはいえ、きっちりと日本でもキャッシュレスは市民権を得ました。それは利用者側であり、その先のハナシもあるわけですと言う仕組みなハナシ。でもっても一般利用者や、世間的な認知度を広めない限りは、その先はないわけなんで、ここ1,2年ってのは、その分野はまさにもう大量発生の類でありました...
とはいえ、きっちりと日本でもキャッシュレスは市民権を得ました。それは利用者側であり、その先のハナシもあるわけですと言う仕組みなハナシ。でもっても一般利用者や、世間的な認知度を広めない限りは、その先はないわけなんで、ここ1,2年ってのは、その分野はまさにもう大量発生の類でありました。で、そんなお祭り騒ぎも落ち着いた先には、その先があり、こういうのって数年度再読しても面白いんだよな。
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