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pray human
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/09/30 |
JAN | 9784065202050 |
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商品レビュー
2.8
9件のお客様レビュー
“聞く”ことは人になにをもたらすのだろう。 語ること、そして書くことは自己と向き合う作業だ。その過程は、もしかしたら自己治癒につながるかもしれない。読むこともまた、言葉を発しない対話だ。ページを繰る手が止まり、知らず知らずのうちに自らの過去やあの時の思いが引き出されてゆく。 ...
“聞く”ことは人になにをもたらすのだろう。 語ること、そして書くことは自己と向き合う作業だ。その過程は、もしかしたら自己治癒につながるかもしれない。読むこともまた、言葉を発しない対話だ。ページを繰る手が止まり、知らず知らずのうちに自らの過去やあの時の思いが引き出されてゆく。 では”聞く”ことはどうだろう。 相手を救いたいとか、立ち直らせたい応援したいとか、自分を重ねるとかではなく、ただ聞くことに徹する。それがもたらすものとは。 “安城さん”という聞き手を登場させなければ、作者もここまで物語を進めることはできなかったかもしれない。 親友や仲間といった自分にとっての理解者に対しては決して語れなかったことを、安城さんという相容れないはずの異者に向けて語り終えたとき、主人公は“私たちは似たもの同士だ”と思い至る。 聞き終えた安城さんは語る。 “人の話なんか時間が経てば、少しずつ忘れていく。けれど、自分の話を聞いてくれた人のことは絶対に忘れない” 自らを語るのではなく切実に聞くことで相手の中に残り続けるということ、が印象に残る小説だった。
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本屋の中古本で面白そうだなと思って衝動的に買った。 正直よくわからないと言うか内容を上手く消化できない感じ。 読んでてずっと心に響かない。 買ってちょっと失敗したなと後悔した作品。
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どんなに血塗れでも、人間でないような存在になってしまったとしても、誰にどんな目で見られようとも、ねえ、生きていこうね。 そう言われたような気がしました。 本書を読んでものすごく感動したか、とか、学びがあったか、とかは正直あまり感じなかったけれど、読んでいて、どんなに後ろ指さされ...
どんなに血塗れでも、人間でないような存在になってしまったとしても、誰にどんな目で見られようとも、ねえ、生きていこうね。 そう言われたような気がしました。 本書を読んでものすごく感動したか、とか、学びがあったか、とかは正直あまり感じなかったけれど、読んでいて、どんなに後ろ指さされるような人間でも「人間」なんだよ、生きてていいんだよ、と強く言われているような、励まされているような心地になった。 同時に人間扱いされないことの残酷さも突きつけられた心地。そうだよな。誰だって尊厳を持って生きていたい。私も。 自分の話を聞いてもらった人のことは忘れない、というセリフがなぜだか印象に残る。
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