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ピーター・パン ヴィジュアル注釈版(下)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2020/07/10 |
JAN | 9784562057740 |
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ピーター・パン ヴィジュアル注釈版(下)
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商品レビュー
4
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※このレビューにはネタバレを含みます
小説『ピーター・パンとウェンディ』の後半、『ケンジントン公園のピーター・パン』『ブラック・レイク島漂流記』の資料、写真、挿絵など、バリー本人の映画用シナリオ(実際には使用されず)、意見をまとめたものが、収録。 挿絵が美しくて素晴らしい。 これはカラーなのかな?現物が見てみたい。 映画用のシナリオ、内容が細かくて面白かった。 バリーの想いがいっぱいが詰まってて良き。 でも映像化するの難しそうだな、と思っていたら、やっぱりボツになってた。 最後の「J・M・バリーと『ピーター・パン』に対するさまざまな意見」が、意外に興味深く読めた。 舞台版のティンカーベルへの拍手の演出、盛り上がる子ばかりではなくて、というのが面白いなぁと。色々な感性があって、人それぞれの「ピーターパン」という作品への向き合い方々があって。 だから、名作なんだろうな、と。 また舞台を見た子ども達からのお手紙(ファンレター?)も綺麗すぎて泣けてきた。尊いってこういうことなのかも。 『ピーター・パン』は楽しいだけの妖精冒険ファンタジーじゃなくて、大人にならないピーターの、孤独、ママに待っていてもらえなかった悲しみ、そういう負の部分をちらりと見せられるのが良い。 また、ピーターの子どもだからこその残酷さ(ティンクやフックのことさえ忘れてしまうところとか)に惹きつけられる。大人目線で読むと、とにかく切ないのだか、そこがピーターの魅力、だったりする。 うまくまとまらないけど、『ピーター・パン』を生み出したJ・M・バリーという天才がいたということの軌跡が詰まってる本。
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不朽の名作『ピーター・パン』に児童文学研究の権威が詳細な注をほどこし、作品背景やバリーについて、関連作品などをわかりやすくまとめた決定版。さまざまな読みや象徴性、その現代性などにも言及。 下巻にはバリーが書いた映画のシナリオも収録されている。これは映画には採用されなかった幻のシ...
不朽の名作『ピーター・パン』に児童文学研究の権威が詳細な注をほどこし、作品背景やバリーについて、関連作品などをわかりやすくまとめた決定版。さまざまな読みや象徴性、その現代性などにも言及。 下巻にはバリーが書いた映画のシナリオも収録されている。これは映画には採用されなかった幻のシナリオだ。劇や小説では再現できなかったバリーのアイディアが詰まったもので、とくにラストシーンは小説よりも素晴らしいと思う。もしこれが実現していたら、と残念に思う。この本を読んで色々思うところがあるが書ききれないのが残念だ。上巻のレビューにも書いたが、純粋に物語を楽しみたいなら手に取る本ではない。もし元気で純粋なピーターパン少年の笑顔の裏に隠された秘密を知りたいのなら、覚悟して読んで欲しい。
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