ほんとはかわいくないフィンランド 幻冬舎文庫

芹澤桂(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎
• 発売年月日: 2020/06/11
• JAN: 9784344429895

商品レビュー

2024/12/14

想像以上に面白かった！ぜひ続編読んでみたい
作者の頭の良さをひしひしと感じる文章でした
頭の良さが滲み出てるというか、うんかっこいい

同じヨーロッパの中でもこれまで読んできたフランス、ドイツとは似ているところ少ないよな、フィンランド
知れば知るほど面白いな〜異文化って！

2024/10/13

国際結婚でフィンランドに移住した著者がそのリアルな生活や日本との違いを赤裸々に綴ったエッセイ。
今までフィンランドといえば、みんなおしゃれで明るくて街並みも綺麗で環境にも優しくて…とポジティブなイメージが漠然とあるくらいだった。
本書を読んでそのイメージが180度 覆ったわけではないが、素のフィンランドを知れて解像度が上がった。
冷たい風が吹く中短パンで歩いたりソーセージを大量に食べたり、バイタリティに気圧されそうになった。
主婦という立場に対する認識や育休制度についても日本と全く異なっていて興味深かった。

2024/10/12

面白かったぁ〜
観光目線とは違いリアルなフィンランドの暮らしが綴られているエッセイ。
フィンランドと言えば…と想像する可愛さとは違い実際に暮らしてみれば可愛くないところもあるのだよ！を芹澤さんの言葉で教えてもらえてる。
まあ、そーですね。
実際暮らしてみれば良いところばかりではないと…当たり前です。
気になる憧れの街フィンランド…だけど物価は高い、冬は暗くて寒い…などなどなどなど…良いところだけ見て「好き〜」と言っていた自分が恥ずかしい(^^;
何より初耳なのが、フィンランドには「専業主婦」という枠がない。女性の権利が確立されている国は女性も男性と同様フルに働く権利と環境を与えられてはいるがそれを行使しなければ「ただの無職」、結婚しようが母親であろうが守られることはない。
様々な面で母には優しい国…でもだからと言って甘えさせてくれる訳ではない。
女性にも権利がある、しかし女性である事に甘えるな！という厳しさ。
視点を変えたら日本はなんて守られているんだろうと思えてくる。
今のご時世女性がどーの、男性がどーの…ではないけれど守られるものは国それぞれ。
奇しくもこのエッセイを読んで様々な面で日本の良いところも改めて気付かされた。
物の品質面もね！
まさに「隣の芝生は…」です。

が、どんな形であれフィンランドの暮らしに触れられるのは楽しい(^^)
芹澤さんの文章も読みやすく個人的には好き。
また読もう。