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アリババの猫がきいている
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アリババの猫がきいている

新藤悦子(著者), 佐竹美保

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アリババの猫がきいている

定価 ¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2020/02/06
JAN 9784591165829

アリババの猫がきいている

¥220

商品レビュー

4.5

5件のお客様レビュー

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2022/09/20

主人公は人間ではなく亡命イラン人アリババの飼うペルシャ猫シャイフ。飼主の海外出張中民芸品店へ預けられ、毎晩異国の民芸品の身上話を聞く事になる。ファンタジーを通してイランやアフガニスタンの情勢に気付かされる。

Posted by ブクログ

2022/03/05

外国で産まれた物の身の上話を通して、その国をのぞいたような気持ちにさせてもらいました。 アフガニスタンは依然、混乱が続いています。古都ヘラートで作られるヘラートグラスの工房も次々閉まっていく中で、作中のグラスは外の世界へと送り出されました。グラス工房の娘さんが、グラスに語りかける...

外国で産まれた物の身の上話を通して、その国をのぞいたような気持ちにさせてもらいました。 アフガニスタンは依然、混乱が続いています。古都ヘラートで作られるヘラートグラスの工房も次々閉まっていく中で、作中のグラスは外の世界へと送り出されました。グラス工房の娘さんが、グラスに語りかける言葉が印象的でした。その身を以って、まだヘラートグラスを作っている職人がいるのだと、世界中に伝えておいで、というのです。世界中で苦しむ人にとって、職人が力を尽くして作った美しいヘラートグラスの存在は、希望を届ける存在でもありました。 目の前にある物の向こうに、それを作った人たちの存在を感じ、作られた場所へ関心を持ったり、敬意を持つこと、自分がその産物と出合えた偶然を喜ぶこと。それらは、物質的に物を保持するだけより、より豊かなことだと感じました。 野良猫のミケが合理的な視点からシャイフに、物の話を聞いて願いを叶えることがシャイフにどんなメリットがあるか尋ねるのですが、それに対して「楽しかった」と答えているのが、スッキリしていて心地よかったです。長々とした大義名分などなく、知らない国について聞いて、行った気分を味わい、その国の人にあってみたくなる、そんな楽しさを、心から喜べる過ごし方をしたいです。

Posted by ブクログ

2021/09/30

難民問題や言語・見た目の違いなどを盛り込みながらも、視線が優しいので穏やかに読める。ストーリーはもちろん面白いんだけど、異文化や他国の事情に興味を持つきっかけになる本だと思った。ゆっくり誰かの何かの物語に思いを馳せること、忘れないで生きていきたい。

Posted by ブクログ