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潜入中国 厳戒現場に迫った特派員の2000日 朝日新書
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潜入中国 厳戒現場に迫った特派員の2000日 朝日新書

峯村健司(著者)

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潜入中国 厳戒現場に迫った特派員の2000日 朝日新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2019/09/13
JAN 9784022950321

潜入中国

¥110

商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2022/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中国を多少知るに物凄いリスクをおかしながら調査をしていることがよく分かる。著者のことはTwitterでだいぶ前からフォローし、発信している情報を興味深く拝見していたが、全くもってしてそれどころではないレベルの食い込み方をしていたことがわかり、脱帽ものでした。丁度重なる時期に二年ほど北京にいたこともあり、当時の時事ネタをタイムリーで見知ってので尚更だった。 少なくとも今の中国を見ていると、著者が最後に書いたように、最後の中国特派員となる可能性もあると思った。 一つ一つは歴史の中に埋もれてまうような政治スキャンダルかもしれないが、全体を通して見ると、彼の国の言っていることとやっていることのギャップが大きいということがよく分かる。やはり言葉ではなく、行動で判断することが大切だなと感じる。 そういえばだいぶ前に読んだルポ隠された中国の著者も同じ朝日新聞だった。結構骨のある記者が多いのだなと感じた。 P.43 習は就任当初から、「戦えば必ず勝つ軍をつくる」と頻繁に訴えてきた。日本を含めた海外では、「中国では戦争をしかけようとしているのではないか」といった分析や疑念が出ている。しかし、このような軍内の深刻な腐敗を見てみると、また違った側面が見えてくる。 カネで官位を買った無能な幹部ばかりが登用され、部隊の訓練が計画通りに行われていないような軍が実戦に臨めるとは思えない。むしろ自ら「戦うことができない軍」であると認めているからこそ、必死になって汚職摘発を進めているとも言えよう。

Posted by ブクログ

2022/04/14

まさに命懸けの記録。たまたま筆者の件がニュースになっていたタイミングで読んでいましたが、、記者として、というより人としてのネットワーク力が惜しみなく発揮されていて、ただただ敬意を示したいです。 中国、ロシアに関する本を読んでいると、朝鮮半島について理解していないと分からない部分も...

まさに命懸けの記録。たまたま筆者の件がニュースになっていたタイミングで読んでいましたが、、記者として、というより人としてのネットワーク力が惜しみなく発揮されていて、ただただ敬意を示したいです。 中国、ロシアに関する本を読んでいると、朝鮮半島について理解していないと分からない部分も多く、次は北朝鮮の本を読もうと思います。

Posted by ブクログ

2021/05/05

自分が中国の奥地をバックパッカーとして訪ねていたのはもう15年以上も前で、その頃はまだネットカフェに行ってようやくネットにつながるような時代であった。 もはや中国はその頃とは全く異なる環境になっているだろうし、本書でも述べられているように著者の取材時と比べても恐るべきスピードで変...

自分が中国の奥地をバックパッカーとして訪ねていたのはもう15年以上も前で、その頃はまだネットカフェに行ってようやくネットにつながるような時代であった。 もはや中国はその頃とは全く異なる環境になっているだろうし、本書でも述べられているように著者の取材時と比べても恐るべきスピードで変化しているのだろう。 異形の大国中国の戦略的影響は現在はアフリカ大陸など世界中におよび、局所では香港を破壊し、台湾、東〜東南アジアを狙い、ますます看過できない状況に至ってきている。 中国共産党の政治について中国人のMBAクラスメイトと議論した際に言っていたのだが、彼女は中国から出て欧州に住みたいし住もうと思っている。しかし家族や親類が中国に残り政府に人質として取られている以上、最終的には中国に戻らざるを得ないだろう、と諦観していた。また、中国の若い世代は中国の政治体制に疑問を持ってはいるが、経済発展による恩恵を優先させているとも話していた。 もちろんN数の少ない観測に基づく推論であるが、中国の拡大はこのような様々な形の歪みに基づいているのであろう。

Posted by ブクログ

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