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空に牡丹 小学館文庫
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空に牡丹 小学館文庫

大島真寿美(著者)

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空に牡丹 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2019/06/06
JAN 9784094066494

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商品レビュー

4

8件のお客様レビュー

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2020/09/01

コロナのせいで今年の隅田川をはじめてする花火は中止になった。なんて虚しい世界になってしまったのだろう。慰霊や疾病退散の意味をもつ花火には人の心を穏やかにする力があり、静助はそんな花火に見せられて一生を生き抜いた。 ちなみに同時に読んだ瀬尾まいこの「戸村飯店…」と前半の舞台設定が非...

コロナのせいで今年の隅田川をはじめてする花火は中止になった。なんて虚しい世界になってしまったのだろう。慰霊や疾病退散の意味をもつ花火には人の心を穏やかにする力があり、静助はそんな花火に見せられて一生を生き抜いた。 ちなみに同時に読んだ瀬尾まいこの「戸村飯店…」と前半の舞台設定が非常に似通っていた。蔵書から適当に数冊手に取って読み始めるのに、何故かシチュエーションや世界観が似ている小説に当たってしまう。とても不思議だ。

Posted by ブクログ

2020/08/23

山下清の表紙絵に釣られて買った。柔らかい文体なのでさらりと読める。本を通して淡々としていて山場とか、そう言うものは言われてみればない。でも人生、振り返ってみれば多くの人は本になるようなものでもないし。でも静助さんはみんなが覚えている。夏の夜に読むのに一興。

Posted by ブクログ

2020/07/16

この本、なんで読もうと思ったのかなぁ。大島真寿美だったからとは思うのだが、他には何かなぁ。 明治初期、旧名主の次男・清助が、東京で観た花火に魅せられ、花火作りに身代かけて夢中になっていくという物語。 しかし、何だかあっさりしているな。大きな事件が起こるわけでもなく、時代の波に翻...

この本、なんで読もうと思ったのかなぁ。大島真寿美だったからとは思うのだが、他には何かなぁ。 明治初期、旧名主の次男・清助が、東京で観た花火に魅せられ、花火作りに身代かけて夢中になっていくという物語。 しかし、何だかあっさりしているな。大きな事件が起こるわけでもなく、時代の波に翻弄されるわけでもなく、花火作りにのめり込んで傍から狂人扱いされるわけでもなく。 東京で妾に焦れ込む長男に代わり曲がりなりにも家を守る次男に対し、周囲はその心情に寄り添うでもなく唯一の道楽には仕方なく目を瞑るといった体で進む話に、読者の私も同じような心境で読み進めてしまう。 清助も悪い人間ではなく、読んだあと口も悪くないので★★★にしたけど、あまり深みもなく、本音は2.5といったところ。 表紙の山下清を見れば、コロナのせいで花火大会がない夏の寂しさがより募る…。

Posted by ブクログ

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