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四人組がいた。 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2018/11/09 |
JAN | 9784167911706 |
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商品レビュー
2.7
7件のお客様レビュー
「高村薫」の連作短篇集『四人組がいた。』を読みました。 「高村薫」の作品は、2007年(平成19年)に読んだエッセイ(雑文集)『半眼訥訥』以来なので久し振りですね。 -----story------------- これぞ高村流エンターテインメント! とくに名物もない山奥の山村...
「高村薫」の連作短篇集『四人組がいた。』を読みました。 「高村薫」の作品は、2007年(平成19年)に読んだエッセイ(雑文集)『半眼訥訥』以来なので久し振りですね。 -----story------------- これぞ高村流エンターテインメント! とくに名物もない山奥の山村に、ヒマを持て余して集まる元村長、元助役、郵便局長、そしてキクエ小母さんの老人四人組。 村は、いつものように平穏のはすが……。 気球を使ったモダンアーティスト、若い保険外交員の娘、小学校の生徒、町史編纂する役場の職員、テレビクルーに女優……そしてたくさんの動物たちが、村でひと騒動を起こしていく。 四人は、AKBを見ながら過疎を愁い、ネットショッピングをしながら限界集落へと思いをはせる。 「日本の田舎」から今を描く、黒い笑いに満ちた短編連作。 ----------------------- 2008年(平成20年)から2014年(平成26年)に、文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』に発表された作品、、、 「高村薫」作品初のブラックユーモア小説… 笑いを堪えるのが大変でしたね。 ■四人組、怪しむ――(「明るい農村」を改題) ■四人組、夢を見る―― ■四人組、豚に逢う―― ■四人組、村史を語る―― ■四人組、跳ねる―― ■四人組、虎になる―― ■四人組、大いに学習する―― ■四人組、タニシと遊ぶ―― ■四人組、後塵を拝す―― ■四人組、危うし!―― ■四人組、伝説になる―― ■四人組、失せる―― 限界集落の郵便局兼集会所で、元村長、元助役、郵便局長、キクエ小母さんの老人4人が毎日ヒマをつぶしている… 地域のことは何でもお見通し、、、 謎を残して終わった気球の里計画、レストランに化けたラブホテル、青白く光る豚…… アオムシを乗せたキャベツは逆襲し、若返りの泉でヤマメがしゃべる。 老人ばかりの村にタヌキのアイドルグループ(TNB48)が誕生し、獣や鳥が人間と肩を並べ、最後は閻魔様まで… 日本の田舎から今を描く、痛烈なブラックユーモア小説でした。 弾け過ぎている感じがして、最初は物語に入り込み難かったのですが… 読んでいるうちに、独特な雰囲気やリズムに飲み込まれてしまい、いつの間にか村民になった気持ちで読んでいましたね、、、 スローライフやエコといった純朴さとはかけ離れた里山… みんな欲深くて、儲け話にすぐに飛びつき、意地悪、好奇心、男女のあれこれも全部むき出し… 地方を舞台にして、今の日本の姿をユーモアとシニカルを交えて軽妙に描き出した作品だと思います。 「高村薫」作品にしては珍しく気楽に読める一冊でした。
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ちょっと飽きちゃった。語り口はさすがといえるんだけど、毎回ほぼ同じような展開ではね、雑誌の中にある4コマ漫画みたいに長編に疲れたときにくすっと笑える短編という感じで読むといいかもね。
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読み始めて「あれっ?」老人、田舎,ブラックユーモア?かなあ…確かに 保育園の話やドキュメンタリー製作の話、閻魔さまとあみだの話には うんうんとうなづいたけど、四人組のキャラクターもいまいちはっきりしないし、だいたい何者?なんか ひねりがあるだろうと読みきったけれども、うーん。
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