あの頃、君を追いかけた 講談社文庫

九把刀(著者), 阿井幸作(訳者), 泉京鹿(訳者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2018/08/10
• JAN: 9784065130612

商品レビュー

2024/09/10

　君の手作りの数学テスト。制服の背中に残る青いペンのあと。夏の夜、見上げた空のリンゴのような月との瞬間も、君のことしか思い出せない。愛しくもかっこ悪い、僕の10年間ー。

　悪ふざけをするのが好きなお調子者・柯景謄が美少女・沈佳儀の近くの席になりその子に振り向いてもらいたく一生懸命に勉強し始めます。恋愛のテーマによくあるパターンかなと思って読み始めたのですが不思議と今まで触れたことのないような内容でした。1人の人を10年近くも好いていられるのはすごいなと思いました。自分が大人になったらもう一度読み返したいなと思いました。
　もともとは台湾の方が書かれた作品で、物語の内容は作者の過去の話が基になっています。本の場合登場人物の名前が難しいのですが途中から意外とあんまり気にならなくなり最後まで気にすることなく読めました。映画もありとても面白いのでぜひ本でも映画でも見てみてください。

2024/06/02

【きっかけ】
アマゾンプライムで齋藤飛鳥主演の映画を見たこと．映画では齋藤飛鳥がシンプルにかわいいので記憶に残ったこともあるが，ストーリーをもう一度味わいたくて原作小説を購入．

【感想】
恋愛感情において，尊敬があるかどうかは非常に重要だと思う．尊敬があることで，行き過ぎた行動をとることはむつかしくなるし反省できる．ただまだ主人公は若いので薄い表現しかできないけれど，思い出としては十分楽しめる．ちょっぴりほろ苦くて切なくて、なのに思い出すと愛しいとはこのこと．

自分は中国語が分かるのでぜひ中国語版を買って読みたい．

【あらすじ】
「あなたって本当に幼稚」。優等生だ
し可愛いし、だけどクールな君が、あ
る日、後ろの席にやってきた。勉強嫌い
の俺に、容赦ない指導を繰り出す君。放
課後の教室、帰り道、いつの間にか俺の
毎日は、その笑顔でいっぱいになってい
た。誰もが、切なくて愛しい「あの頃」を
思い出す。青春ラブストーリーの翻訳版。

2023/09/14

もう何回も読み返してる大好きなお話
実話だからこそのリアルさ、切ないけれど素敵な終わり方。本当に素敵