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片桐大三郎とXYZの悲劇 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2018/08/03 |
JAN | 9784167911225 |
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片桐大三郎とXYZの悲劇
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片桐大三郎とXYZの悲劇
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
さっすが倉知淳。 クイーンの不朽の名作「悲劇四部作」への見事なオマージュでありながら、相変わらずの"倉知節"も健在。愉快なキャラクターたちが織りなすコミカルな物語でありながらもその中に見事なロジック、衝撃の結末が封入されている。 まずはXへのオマージュである「ぎゅうぎゅう詰めの殺意」。 満員電車ないで注射を射たれたら、コート、ワイシャツ、背中と一直線にはならないという矛盾を突いた見事な推理。 次はYへのオマージュである「極めて陽気で呑気な凶器」。 なぜウクレレを凶器に選んだか? →ウクレレを持っていたから。そして周りに他に凶器になりそうなものがなかったから。 というあまりにも単純な論理。他の三つよりやや見劣りする感じはするが、悪くはない。 三つ目はZへのオマージュなのかはよく分からないが「途切れ途切れの誘拐」。 狂気的な凶器。"主"と"従"が反転する構図も面白いし、「田中田中」と選挙カーに連呼され、自分の名を名乗ってるように感じられて電話を中断したというのも笑ってしまうが、あまりにも凶器が... そして"最後"の季節。 目次を見たときに時系列ずらしのトリックは気づいていたのだが、三つの短編を読んでいるうちに完全に忘れていた。 「オマージュの元ネタを知っているとより騙されやすい」という仕掛けが憎い。 読後感も良い。「良いものを読んだ」という感じがする。
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連作短編集でクイーンの悲劇をやろうとして、それはなかなか良かった。 そしてミステリとしていいなあって思う作品ばかりでした。 そして最後の仕掛けもなかなかいい。
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長かった!猫丸先輩シリーズが好きな作者さんでしたがこれは何とも言えません・・・。主人公の「片桐大三郎」はモデルがいそうな感じではありますが、あんまり魅力を感じませんでした。最初の短編も、注射針で刺すシーンがありますが、ちょっとご都合主義なような・・・再度刺した際に、まったく同じ個...
長かった!猫丸先輩シリーズが好きな作者さんでしたがこれは何とも言えません・・・。主人公の「片桐大三郎」はモデルがいそうな感じではありますが、あんまり魅力を感じませんでした。最初の短編も、注射針で刺すシーンがありますが、ちょっとご都合主義なような・・・再度刺した際に、まったく同じ個所に刺せますかね?? とは言え、そのうちドラマ化しそうです。片桐大三郎は市村正親か、北大路欣也さんあたりで脳内再生されました☆彡
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