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キャバ嬢なめんな。 夜の世界・暴力とハラスメントの現場
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 現代書館 |
発売年月日 | 2018/04/20 |
JAN | 9784768458303 |
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
キャバクラユニオンが結成されたときの驚きと感動は鮮明におぼえてる。だってね、水商売の人だって労働者なのだ、不当な扱いに対しては組合争議をやっていいのだ、という考えは、まさにこのユニオンが結成されるまでは、多くの労働組合だって本気で信じていなかったのだから。 コロナウイルス禍で「夜...
キャバクラユニオンが結成されたときの驚きと感動は鮮明におぼえてる。だってね、水商売の人だって労働者なのだ、不当な扱いに対しては組合争議をやっていいのだ、という考えは、まさにこのユニオンが結成されるまでは、多くの労働組合だって本気で信じていなかったのだから。 コロナウイルス禍で「夜の街」が白眼視されたように、水商売を「楽して多く稼ごうとする正しくない存在」とみなす視点はいまだに強い。そうした世間のまなざしゆえに、華やかなイメージの陰で搾取や暴力が横行していても当事者が声を挙げられない構造が続いていた。キャバユニはそれを確実に変えてきたのだ。 本書は、おそらくは誰よりもキャバ嬢当事者たちに手にとってほしいという願いを込めて、自らキャバクラで働き、未払い金の支払いを求めて交渉した体験談も交えながら、ややわかりやすすぎるくらいにわかりやすくまとめている。 といっても内容が薄いわけでは決してないよ。労働実態はもちろんのこと、社会全体に関わる問題として深く考えさせられる事実もふんだんに盛り込まれている。たとえばキャバ嬢は全国にどのくらいいるのか?という問題。キャバクラは風営法の対象である「接待飲食等営業」の1号にあたる、と思われるけれども、スナックなど他の業種と明確に区別できるような定義はない。著者は、全国に6万店舗があるとして、そこで必要な回転数を割り出して、だいたい120万人くらいが、かなり短期で、毎年24万人くらいは入れ替わっているのではないかと推測している。 ということは、キャバクラではたらくということは、特に地方の若い女性たちにとっては、きわめて身近な選択肢なのだ。実際、前職は介護や保育、アパレル、美容師の人が多いという。世間が「ふつう、正しい」と認める「女性向け」職種の労働条件があまりにも低すぎてふつうの生活ができないからこそ、水商売は地方の低学歴の女性たちにとって身近な選択肢となっているのだが、水商売は「ふつうの仕事」ではないという観念が、さらに不払いや搾取を横行させているわけだ。 だからこそ著者はけっしてキャバクラの存在そのものを否定しない。はたらく人を大事にすることこそがサービス業の基本なんじゃないか、という著者の正論は、まさにこの国のあらゆる職種に通じるものとして、政府が肝に銘じるべきことだろう。そして労働運動にも、フェミニズム運動にも、ここから投げかけられているまっすぐで基本的な問いかけに向き合っていく必要があるはずなのだ。
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なんとなく簡単に稼ぐことができそうな職業 と男性は思ってしまうキャバ嬢。 実際に募集要件には時給5000円などと謳わ れています。 しかし実態は全く違うそうです。意味不明な 罰金や、控除対象があり、実質的にもらえる 金額は時給1000円以下になってしまったり 果ては不払いが生...
なんとなく簡単に稼ぐことができそうな職業 と男性は思ってしまうキャバ嬢。 実際に募集要件には時給5000円などと謳わ れています。 しかし実態は全く違うそうです。意味不明な 罰金や、控除対象があり、実質的にもらえる 金額は時給1000円以下になってしまったり 果ては不払いが生じてしまうのが当たり前の 世界だそうです。 「夜の水商売なんてそんなもんでしょ」と 思い込まされ、泣き寝入りを余儀なくされる キャバ嬢に対して「いやいやキャバ嬢にだっ て労働基準法は適用されるのだ。悪徳経営 者と断固戦おう」と労働組合の先頭に立つ 著者の奮闘記です。 キャバクラ業界の中身もよくわかる一冊です。
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キャバクラユニオンで労働争議をされて来た当事者の方が書かれた本。 全体の構成や文章の組み立て方は確かに稚拙なところはあると思いますが、著者はプロのライターや作家ではないので問題ない。 フィクションの物語や読み物として捉えるのではなく、あくまで社会問題の一つを我々に届けてくれたとい...
キャバクラユニオンで労働争議をされて来た当事者の方が書かれた本。 全体の構成や文章の組み立て方は確かに稚拙なところはあると思いますが、著者はプロのライターや作家ではないので問題ない。 フィクションの物語や読み物として捉えるのではなく、あくまで社会問題の一つを我々に届けてくれたというスタンスで興味深かった。 この本を出版すると両親にキャバクラで働いていた事がバレる、それでもキャバクラが抱える問題を多くの人に知ってもらいたい、という著者の心意気があっぱれ。 実際最前線に立って他の女性の為に闘ってる姿は頭が下がる。 キャバクラがラクして稼げる華やかな世界、という幻想は砕かれる。少なくとも、わたしにはできない。 大体批判のコメントは男性が多いみたいなのでやっぱりなーって感じ…
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