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「保守」のゆくえ 中公新書ラクレ615
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2018/03/08 |
JAN | 9784121506153 |
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「保守」のゆくえ
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
西部邁氏主催の雑誌等で成された時事評論をまとめ上げたものです。 「纏め上げる」ことが出来てしまうのは興味の関心が 決められているからでしょう。要するに「病根」は「近代主義」。 何せ数百年間大勢の御仁が挑んできたテーマです。 それに日本的病巣を加えると、こう・・なるのでしょう。
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世界の無秩序化が進み、日本もそのなかにいる今、柔軟で成熟した保守思想の意味を問い、その深みを味わいのある文章で著した名作
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内容 まえがき 巻頭二論 無秩序化する世界のなかで「保守思想」とは何か 「近代日本のディレンマ」を忘れた「現代日本の楽園」 第1章 価値の喪失 革命幻想の末路 「あの戦争」は風化していない シニシズムと喧噪 「現代の危機」の本質 <無・意味な政治>をもたらすテレビメ...
内容 まえがき 巻頭二論 無秩序化する世界のなかで「保守思想」とは何か 「近代日本のディレンマ」を忘れた「現代日本の楽園」 第1章 価値の喪失 革命幻想の末路 「あの戦争」は風化していない シニシズムと喧噪 「現代の危機」の本質 <無・意味な政治>をもたらすテレビメディア マルサスの悪夢は再来するのか 第2章 意味ある生とは何か 「働くこと」の再構築 反核国家の「資格」 教育のディレンマは超えられるか 「もの」の背後にある「こと」 失われた「会話」を求めて 第3章 歴史について 回帰する歴史と漂流する歴史観 ポツダム宣言の呪縛 日本共産党への「皮肉」 戦後日本と沖縄問題 天皇——その複雑な制度をめぐる簡単な考察 「八月十五日」と、近代日本の宿命 第6章 国民国家のために 欲望と暴力の支配する世界 傷ついたヨーロッパ 野蛮人への道 ピケティ騒動が意味したもの 「自由な市場競争」などありえない システムが支配する全体主義 国民国家のために ということでして、好むと好まざるに関わらず明治維新日本が選択したものはヨーロッパ文明・文化であり、その後の日本の歴史展開で多大な影響を受けてきたわけである。 佐伯氏がよく引用する福沢諭吉が指摘したように、真の独立国家日本を創造するため、西欧のテクニックだけを利用すればいいのであり、日本人・日本国家の真髄はやはり日本人社会が歴史的に積み上げてきたことを基礎とすべきである、そこのところの「真の保守」とは何ぞやがとっても重要であり、佐伯氏の言説を参考にしながら、こころのよりどころにしているわけである。 経済学者から出発し、社会思想家である、佐伯氏の言説は、私の日々の生活の安寧を与えてくれるありがたいお言葉であります(笑)。
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