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たとえば一人のランナーが 半田信和詩集
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たとえば一人のランナーが 半田信和詩集

半田信和(著者)

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たとえば一人のランナーが 半田信和詩集

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹林館
発売年月日 2018/02/01
JAN 9784860003746

たとえば一人のランナーが

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商品レビュー

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2018/10/01
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 作者は小学校校長を勤め、略歴で「大人も子どもも楽しめる作品づくりを心がけている。」と述べる。生き物を大事にする人らしく、詩集には23種類の生き物が登場する。題名(詩集の中には出て来ない)の言いきっていないフレーズが嫌だ。  「魔法を一つ使える」「なんでもない言葉を/ちょこちょこっと/ならべかえると/どんよりした空に/ふいに虹がたつ」と得意げである。  比喩(暗喩など)などのレトリックに、力がないというか、心の足しにならない。  戦後詩の暗喩に暗喩を重ね、新しい暗喩を探すのに一所懸命な時代は、「荒地」派に発し、左翼系「列島」を巻き込み、日本の詩界を席巻した。しかし荒川洋治「水駅」の登場に由って、「櫂」派に残っていた、反権力としての比喩は終わりとなった。今は換喩とか訳のわからない、権力側の喩かディスコミュニケーションか、世間を知らない喩が残っているだけだ。比喩は機智(ウィット)や座興ではなかったのである。  「ほんのわずかな時間」だけの効果(鬱憤晴らし?)を狙うのではなく、腹に応える重低音を響かせてほしい。

Posted by ブクログ

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