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阿倍氏の研究 日本古代氏族研究叢書7
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 雄山閣 |
発売年月日 | 2017/12/01 |
JAN | 9784639025436 |
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阿倍氏の研究
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阿武山古墳でおなじみの阿武山は本来「阿倍山」ではないかという推測、および古事記の継体妃「阿倍之波延比売」の存在から、摂津三嶋における継体天皇とのつながりと、継体朝の阿倍氏の台頭があったとする。 また、同族の膳氏を阿倍氏の母体と見、後世に中臣氏から藤原氏が、膳氏から高橋氏が生まれた...
阿武山古墳でおなじみの阿武山は本来「阿倍山」ではないかという推測、および古事記の継体妃「阿倍之波延比売」の存在から、摂津三嶋における継体天皇とのつながりと、継体朝の阿倍氏の台頭があったとする。 また、同族の膳氏を阿倍氏の母体と見、後世に中臣氏から藤原氏が、膳氏から高橋氏が生まれたごとく、膳氏の本宗が政治的地位の上昇により同族他集団との差別化をはかって本拠地名から「阿倍」氏を称するようになったとする。安閑朝の「内膳卿」膳臣大麻呂と、宣化朝の大夫・阿倍大麻呂臣は同一人物。 かなりいい説。波延比売をワニ氏とする書紀の所伝も捨てがたいけど。 モヤる部分や構成もあるが、最後の「あとがき」で著者本人が「開き直って、本書が、個別氏族研究の常道を取らず、現在の私が関心を持っているテーマを選び、独立した論文を書くように執筆したのは、他の切り口が見つからなかったからであった」と潔く言ってるのもよし。
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