1,800円以上の注文で送料無料

阿倍氏の研究 日本古代氏族研究叢書7
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

阿倍氏の研究 日本古代氏族研究叢書7

大橋信弥(著者)

追加する に追加する

阿倍氏の研究 日本古代氏族研究叢書7

定価 ¥5,500

3,135 定価より2,365円(43%)おトク

獲得ポイント28P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 雄山閣
発売年月日 2017/12/01
JAN 9784639025436

阿倍氏の研究

¥3,135

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2018/05/16

阿武山古墳でおなじみの阿武山は本来「阿倍山」ではないかという推測、および古事記の継体妃「阿倍之波延比売」の存在から、摂津三嶋における継体天皇とのつながりと、継体朝の阿倍氏の台頭があったとする。 また、同族の膳氏を阿倍氏の母体と見、後世に中臣氏から藤原氏が、膳氏から高橋氏が生まれた...

阿武山古墳でおなじみの阿武山は本来「阿倍山」ではないかという推測、および古事記の継体妃「阿倍之波延比売」の存在から、摂津三嶋における継体天皇とのつながりと、継体朝の阿倍氏の台頭があったとする。 また、同族の膳氏を阿倍氏の母体と見、後世に中臣氏から藤原氏が、膳氏から高橋氏が生まれたごとく、膳氏の本宗が政治的地位の上昇により同族他集団との差別化をはかって本拠地名から「阿倍」氏を称するようになったとする。安閑朝の「内膳卿」膳臣大麻呂と、宣化朝の大夫・阿倍大麻呂臣は同一人物。 かなりいい説。波延比売をワニ氏とする書紀の所伝も捨てがたいけど。 モヤる部分や構成もあるが、最後の「あとがき」で著者本人が「開き直って、本書が、個別氏族研究の常道を取らず、現在の私が関心を持っているテーマを選び、独立した論文を書くように執筆したのは、他の切り口が見つからなかったからであった」と潔く言ってるのもよし。

Posted by ブクログ