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がんばりすぎずにしれっと認知症介護
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がんばりすぎずにしれっと認知症介護

工藤広伸(著者)

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がんばりすぎずにしれっと認知症介護

定価 ¥1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新日本出版社
発売年月日 2017/12/01
JAN 9784406061797

がんばりすぎずにしれっと認知症介護

¥550

商品レビュー

4.5

4件のお客様レビュー

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2021/04/02

認知症の方と、私は仕事ではお会いするけれど、ご本人とご家族の本当の大変さは分からない。 だから当事者の言葉は、たくさんの気づきを与えてくれる。 著者の工藤さんはとても優しい方だ。自分の経験を読む読者の「共感疲労」まで心配されるほど。 これだけ勉強されているのに介護のプロではなく...

認知症の方と、私は仕事ではお会いするけれど、ご本人とご家族の本当の大変さは分からない。 だから当事者の言葉は、たくさんの気づきを与えてくれる。 著者の工藤さんはとても優しい方だ。自分の経験を読む読者の「共感疲労」まで心配されるほど。 これだけ勉強されているのに介護のプロではなく、あくまで家族の立場から発信されていて、読んでいるこちらが慰められたり気づかされることがたくさんあった。 以下、仕事の上でも、今を生きる一人の人間としても必要だと思った箇所を書き留める。 「わたしたち介護者は、お世話している~一方で、余計な刺激やストレスも常に与え続けている存在でもあります。」p24 認知症ではあるが、穏やかな一人暮らしを続けるお母様にとって何が幸せなのか。 「作用・反作用の法則」p25 介護者の気持ちや状態が反映すること。 「目の前の母が今を一生懸命生きているのに、自分だけが「今」を大切にできないでどうするのか」p27 認知症の方は「今という瞬間の記憶を頼りに、一生懸命生きてい」る。介護者は未来を不安視し、過去に執着してしまう。 「「笑顔」だけは大部分の人が認識できた」p30 →「介護者の「幸せでない」時間を減らして、「笑顔」の時間を増やす」p31 「嘘も100回つけば、真実になる」p33 介護の月日が嘘を真実にしてくれる。自分を責める必要はない。 「今まで生きてきて、どんなことが楽しかった?」p37 「デイに行く目的や役割を決める」p76 独立して開業したデイは、得てして志が高い。p79 リハビリの基本は「ほめる」。ほめることで、介護者自身も笑顔になれる。p86 世話を受けることが「認知症の人にとっては介護者への「借り」となり」「心理的な負担」になることもある。「借り」を返したくてもその術がない。「小さなお仕事を作って、「ありがとう」と感謝を伝えることで、「申し訳ない」という思いが解消され」る。「認知症の人との貸し借りのバランスをと」る。p90 「家族は認知症の人と過ごす時間のすべてが「勉強」です。ですから、その人を介護する「専門家」になることができます。」p126 担当者としての常に勉強させて頂いています。 介護職のミスに対して、「日頃から~信頼関係を育みながら感謝の気持ちを積み重ね、怒りと相殺して自分自身を守る」p130 そんなご家族の考えに甘えてはいけないが、日頃の信頼関係は大切。自分が家族の立場になった時のためにも。 公的機関だけでなく「民間機関も積極的に活用」。「たくさんの相談先があった方が、介護がラクに」。p134 「心が劇的に健康になるためには、怒りも喜びもないニュートラルの状態を保つことが大切」「感情の山を平らに保つ」僧侶・草薙龍瞬

Posted by ブクログ

2019/11/15

祖母、父、母の遠距離・息子介護をする著者のエッセイ。 ノウハウもたっぷり紹介されているが それよりも 毎日やっていた食事の世話も、 ある日急にする必要がなくなります。 長年続けてきたことを見守り 自立を支えるのも立派な介護です。 できないことが増えていく認知症の人...

祖母、父、母の遠距離・息子介護をする著者のエッセイ。 ノウハウもたっぷり紹介されているが それよりも 毎日やっていた食事の世話も、 ある日急にする必要がなくなります。 長年続けてきたことを見守り 自立を支えるのも立派な介護です。 できないことが増えていく認知症の人を ほめてその気にさせながら 生きがいを失わないようにすることも 介護する人の役割のひとつだと思います。 というような、精神性に重心を置いてあり ハッとするような新しい視点が得られた。 「しんぶん赤旗 日曜版」の連載だったということもあり 軽いタッチでするすると読むことができた。 素人目線の介護情報が得られ 介護に対する漠然とした不安が薄れ 心のハードルがぐっと下がった。

Posted by ブクログ

2019/02/14

東京と岩手を行き来してお母さんの介護をしている著者。素人の方の目線だからとても参考になりました。共感疲労しないこと! なんで新鮮な言葉でしょうか。

Posted by ブクログ